ノボ社の講演会からライブ。癖なので、学会場からリポートします。 ビクトーザ0.9mgで血糖コントロールがうまくつかない場合に切り替えをしたら、 トレシーバと、ビクトーザとの配合剤です。結果は、 体重の差は、+0.3kg、日本人では太るそうです。 HbA1cは低下します。以上です。ただ、2回注射にし... 続きをみる
GLP1メディカルダイエットのブログ記事
GLP1メディカルダイエット(ムラゴンブログ全体)-
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なに、話をしましょうか・・あと3時間後なので、最終原稿をまとめています。 案はこんな感じです。 ======================= 世界は、抗肥満治療としての、GLP1ダイエットが主流になっていて、その中心は日本とは異なり、糖尿病専門医が中心。国際糖尿病学会では、糖尿病がDiabete... 続きをみる
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収録の前日ですが、なんと、GLP1ダイエットと、糖尿病治療の未来、について、自由に語ってください、と依頼されています。 ディレクターからは、他のクリニックを非難するような表現は避けましょう、という提言がありました。なので、その憂さを、今夜のブログで書いてます。笑。 でも、こう言おうかなと思ってます... 続きをみる
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もともと、お酒は飲みません、という女性の方ほど、GLP1ダイエットは成功しやすいようです。目標体重に到達した患者さんたちの多くはお酒は飲んでおらないようでした。それに、、GLP1ダイエットをしていると、お酒の量が減ったと、話される方も多くおられます。おつまみを食べたいから、お酒をのむ方の場合です。... 続きをみる
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糖尿病治療薬として定められている価格を調べました。 ビクトーザは、18mg、1本で、1044ドル。 サクセンダは、不明。糖尿病の治療薬ではないので。 ============================= トルリシティは、1.5mgでは、1本、10万円弱い。 今の日本の1本だと、5万円くらい。... 続きをみる
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2006年から当院では、65件の新薬開発のための治験にたづさわってきました。ですから、新薬がどういうプロセスを経て、世の中に広まるのか、を、14年以上も、長く経過観察してきたという歴史があります。 65件の中の、多くはすでに発売されている糖尿病関連、あるいは、抗肥満関連の薬剤ばかりです。ですから開... 続きをみる
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先生、そろそろ太らしてください、とマジ言われました。 びっくり、、です。 ともかく、タンパク質を食べて、筋肉をつけて、ください。食事のエネルギー量は気にしないで。。とっさに出たのが、そういう言葉でした。医師としての理論的根拠は何もありません。 そういう時代が来ます。将来。 なので、肥満はコンプレッ... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」の解説のつづき、「GLP1」をお話しします。 GLP1とは、Glucagon-Like Peptide-1の略です。 グルカゴンと似たような構造をもつ ペプチドという化合物という意味です。 「GLP1受容体作動薬」とは、もともと糖尿病の治療薬で... 続きをみる
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名医に聞きたい! ヘルシーライフのすすめ というBS朝日テレビの毎週土曜日、午前7時55分から8時の番組があります。 その取材があるのですが、GLP1ダイエットについては、話をしようかな、と思ってます。あくまで自由診療の時間帯で、という話であれば、おかしくないかと。 ローカル番組ではなく、全国放... 続きをみる
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GLP1が、発売されたのは、バイエッタが最初で、2番手が、ビクトーザです。ですから、当初は、インスリンとの比較対照は、インスリン vs バイエッタ という研究で行われていました。その時に、インパクトがあったのが、この図です。インスリンは体重が増えるが、バイエッタに切り替えると、体重は落ちます。交互... 続きをみる
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欧州糖尿病学会、2018年では、サクセンダだけのセッション講演がありました。その内容を見てきましたが、写真撮影は禁止ではなかったので、掲載してみます。最近の学会発表は、availableと、not availableの講演があり、特に未発表でなければ、availableと考えていいようです。 まず... 続きをみる
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海外では、抗肥満薬を販売する製薬メーカー、そのものが、コールセンター業を代行したり、関連アプリを渡したりしています。日本のように、ダイエットアプリが、何かしてくれるという発想はなく、薬物を中心にした考え方で、ダイエットをサポートします。 ノボノルディスク社の社長の話では、こういうサービスを日本人が... 続きをみる
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糖尿病がある場合、糖尿病がない場合も含め、以下の3つの論文を中心に、それを日本人向けの投薬用量に調節したのが、鈴木式GLP1ダイエット(商標申請済み)、です。 どちらかというと安全性を中心に考案しました。消費エネルギーを増やす運動は必要ですし、食事制限は1日のカロリー数を考えば、何を食べていけない... 続きをみる
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大学1年生の娘がいます。娘に、GLP1.comの、英文翻訳を依頼し作成中です。だって、サクセンダを注射したい在留外国人はたくさんいるはずですから。 そしたら、「専門用語、わからないんだけど、何で調べるの?」と質問されました。そっか、医学用語は専門用語でした。普通の人は調べられないんでした。と、はた... 続きをみる
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Dual Agonist & Mitochondria がありました!
GLP1ダイエットをコモディティ化しないためには、糖尿病専門医しかついていけないレベルにまで、この治療の専門性を高くするしかないのかも。 今は、手持ちとしては、 GIP/GLP1受容体作動薬 Glucagon/GLP1受容体作動薬 GIP/Glucagon/GLP1受容体作動薬 経口GLP1受容体... 続きをみる
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台風が過ぎ、2連休の始まり、ようやく、みなさん、お時間がたっぷりあるかと思います。こういう時には、原点回帰で、サクセンダを利用した抗肥満治療について、本来の海外の一流医学雑誌の臨床成績をもとに治療法を読んでいただこうと思います。主要論文(N Eng J Med、2015からの引用改変。)の要約を、... 続きをみる
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内科医、糖尿病専門医ですから、本業は、もちろん、糖尿病外来、です。それに、一般内科、ドックなど。これらが本業です。そこには絶対の自信があります。 たまたま、本業の守備範囲の中に、「血糖が良くなると、太りやすくなる。それにより、血糖コントロールができる医師は、肥満についても、治療が必要になった。だか... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)での、賞の中でも、今年は極めてGLP1とGLP2の研究に対する貢献をした研究者を評価する傾向が強い年でした。その中でも、際立った業績が、ドラッカー博士の話でした。なので、少しGLP2について解説してみます。 そもそも、 GLPは、GLP-1と記載したり、する場... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」と「GLP1」という用語の意味や、違いがわかりにくいというお声がありましたので、解説します。 インクレチンは糖尿病研究と治療において注目されてきた物質です。 食後に血糖値が上昇したときに、腸からある物質が血液中に分泌されます。 これが、すい臓β... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)で、こんな学会発表があったことを思い出しました。え、こんなこと、学会で発表するんだ、日本ではありえない!という内容。発信元はポーランドの学者。 Physical activity pretects woman with type 1 diabetes agai... 続きをみる
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糖尿病療養指導士の臨床検査技師です。今回は、肥満による心筋梗塞などのリスクについてお話をさせて頂きます。 心筋梗塞や狭心症(冠動脈性心疾患)とは、心臓に血液を送る冠動脈の内側が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、心臓に障害が起きてしまう病気のことです。 ●冠動脈性心疾患発症リスク 男性でBMI≧... 続きをみる
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最近、特に、キャンペーン募集してますか?という問い合わせがきています ある女性は、とある美容外科医から、こう、もちかけれらたといいます。 最近、ネットで、GLP1ダイエットで流行しているみたいだけど、よく知らない。だからちょっと、体験モニターで、やってみてくれない? 安くするから。 という事で、体... 続きをみる
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子供が2人、います。なので、これまで書籍を作った時の医学書の表紙を利用して、2つの悪戯(イタズラ)をしかけました。 1つ目の、悪戯は、小学生の娘が、「一生に1回でいいから書籍のカバーガールになりたい」という夢を叶えました。下図左の写真の書籍は、真面目に、シタグリプチン(DPP4阻害剤)が発売と同時... 続きをみる
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実際、私と外来対面診察で、あった患者さんが、イメージと違う!、と言われることがよくあります。 体型は、もっと太ってましたとか。 年齢については、、、、●●●、、だとか。。 ただ、医大の元大学教授だったというイメージが先行しているのでしょうか?なんか、怖いイメージが先行してしまっているようです。言わ... 続きをみる
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12月2日から6日まで、韓国で国際糖尿病学会があり、そのプログラムをみました。WPR(western pacific region) といって、国際糖尿病学会の中でも、アジアパシフィック領域に特化した国際学会です。 そのプログラムでは、肥満のセッションが、1個しかありませんでした。 これが、いかに... 続きをみる
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リラグルチドは、ほぼ2週間も経てば、胃の排泄速度を低下させる力が弱まります。だから、悪心が少しづつ消えていきます。タキフィラキシーがあるため、です。 それに対して、エクセナチド、は、いつまで経っても、胃の排泄速度は低下したままで、強さを維持します。タキフィラキシーがない、起こりにくい、ためです。 ... 続きをみる
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リラグルチド(ビクトーザやサクセンダ)は、エキセナチド(バイエッタ)と比較して、明らかに、時間とともに、悪心の頻度が減っていくことが証明されています。 この違いを、タキフィラキシーのあり、なし、の違いとして、糖尿病学では、そう表現しています。 リラグルチド、つまり、ビクトーザやサクセンダは、あり。... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)の、P484の発表には、 GIP受容体だけを単独で刺激したらどうなるか、という研究がありました。 もちろん、これは、糖尿病肥満治療の大型新薬、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬、の作用機序を理解する上では、大変、重要な研究でした。 GIPは、濃度が上がると、食欲... 続きをみる
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最近、39歳から55歳くらいまでの女性から、こういうことを、言われることが増えます。「よく見たら、先生の本だったんですね。昔から、ダイエットのお仕事していたんですね。本棚を整理していたら、先生のダイエット本、見つけました。持ってました!」 そういわれます。 妻も、結婚する前に、私の書籍を買っていて... 続きをみる
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注射するだけで、痩せるホルモン、、これは、まだ動物実験段階とおもいきや、欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)では、なんと臨床治験の第2相試験がおわり、その発表がありました。 この段階というのは、投薬量を人で試している段階ということです。 phase 2a と呼びます。 投薬量がある程度、絞りこみ... 続きをみる
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注射しただけで痩せる、痩せる注射、医学的に痩せることを期待する注射 こうした実験が、すでに、発表されてます。血糖は少し上がるが、すぐ正常になるので、大丈夫、そんな結果がでている新薬です。その名は、HM15136. まだ動物実験でしかありませんが、欧州糖尿病学会、P767で、発表されました。バルセロ... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)のP772からの話題です。 ラマダンの時に、1日1回注射のGLP1注射製剤リキスミアと基礎インスリンの配合剤(LixiRam) か、あるいは、リキスミアとインスリンとの併用療法を行っている群と、1日1回注射のインスリンとSU剤とを使っている群との比較試験の結果... 続きをみる
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1週間に1回注射のGLP1注射薬を、製薬メーカーは、どんどん開発しています。 それは知ってはいるのですが、私は、医師としては、今は、サクセンダのほうが好きです。 理由は簡単で、その日、その日の、食事にあわせて、サクセンダの投薬量を変える自由があるからです。 昨日のように、1.8mgにすることもでき... 続きをみる
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今日は人間ドックの日。 複数の中年女性の患者さんたちから、「先生、今がちょうど、いいじゃないですか。内科の先生は、すこし貫禄があるほうがいいですよ。痩せなくていいですよ。」 と言われ、「えっ?」と驚きました。 確かに、痩せると、老けて見えるので、やだなー、と思っていたので、若くみえるなら、このくら... 続きをみる
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睡眠時無呼吸症候群( 以下、SASと、略します。Sleep Apnea Syndromeの略です。)を治すのに、最も費用対効果がいいのは、痩せることです。 人間ドックや糖尿病外来にでも、SASの肥満患者さんが、たくさん、おられますが、実際、体重を5%から10%、減らすと、SASは、かなり軽減するこ... 続きをみる
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昨年の欧州糖尿病学会(ミュンヘン。2018)で発表されていた内容が、2019年の学術論文になっていたので、ご紹介します。臨床治験第1相の新薬です。 PCSK9 とは、LDLコレステロールを、1週間に1回の注射で、劇的にさげる特効薬のことです。すでに、商品名としては、「レパーサ皮下注」製剤として、広... 続きをみる
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ビクトーザを本格的に研究していた医師、もちろん、糖尿病専門医が、本格的に、12月から、月曜日午前の9時から12時半までのGLP1ダイエット外来を担当していただけることになりました。なお、あくまで予定ではあります。 したがって、私(院長)は男性医師ですが、月曜日午前の医師は女性です。つまり女性医師(... 続きをみる
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GLP1ダイエット外来を運用していると、あわてて、夕方の時間に申し込まれるかたが多くおられます。会社帰りだとか、車の中で会話をされる女性も、とても多いのです。中には、会社のロッカーの中から、オンライン診療を受けられる方もいらっしゃいました。 GLP1ダイエットは、ある意味、コンプレックスがあること... 続きをみる
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以前、SGLT2 阻害剤で、体外から1日400キロカロリーのエネルギーが排泄されると、本来なら、エネルギーがでるのだから、萎えるはずなのが、逆に、握力が増す、つまり、省エネルギー体質になることは、握力のような重要な筋力を保持するという論文を発表しました。 Sano M, Meguro S, Kaw... 続きをみる
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インスタで、インスタGLP1ダイエット、という仕組みを取り入れることにしたら、たった1週間で、インスタ経由で、お申込みがありました。 以前から、インスタで、他の美容系サイトの広告をみて、それから、Google検索をして、それで、ホームページをみつけて、その内容を読んだうえで、申し込みをしました、と... 続きをみる
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Head to Head 試験 SUSTAIN7@バルセロナ
Head to Head と呼ばれる試験があります。 日本の製薬メーカー同士では、お互いの製剤をぶつけあって比較するのを遠慮する傾向があります。例えば、内服薬のGLP1(インクレチン)製剤、DPP4阻害剤、であれば、ほとんど必ず最初に発売されて最もうれていたDPP4阻害剤、シタグリプチン、と、新薬... 続きをみる
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欧州糖尿病学会、バルセロナ、2019からのレポートです。 Efficacy and Safety of liraglutide vs Placebo in children and adolescents with type 2diabetes; the ellipse randomised tr... 続きをみる
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日経新聞のGoodayからの引用記事です。GLP1ダイエットでは、生理前食欲亢進症候群がなかったものが、より強く感じるという人がいらっしゃいます。一方、全く、それは感じないという方もおられます。女性ホルモンのなせる技でしょう。 それと同時に、「食欲」は生理の前後ですが、「性欲」は閉経の前後、更年期... 続きをみる
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インスタを利用するだけで、食事療法や運動療法が管理指導できないかの実験を始めました。インスタに、キーワードを入れるだけで、該当する食事の食べ方が、即、分かるとうものです。iPhoneをお持ちであれば、iryoo.com のアプリをダウンロードすればいいのですが、それも面倒なことがあります。いつも利... 続きをみる
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GLP1製剤は、通常、中枢性の食欲抑制作用を有していると考えられます。脳の視床下部に、受容体があります。 ですから、皮下注射された液体であるGLP1製剤は、血流を通して、脳の血管にも到達し、そこにあるBBB(Blood Brain Barrier, 脳血流関門)という関門をパスすれば、脳細胞に直接... 続きをみる
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ポケモンGoを、使うと、歩く歩数が、2000歩増えるそうです。 それは、とても健康によい分量であり、モチベーションになるそうです。ダイエットにお薦めだとか。。 そして、それが、スポーツ省、厚労省???ともかく、どこかの国の機関などが、推奨するアプリだそうです。 本当かな。。。。 国際的には、スマホ... 続きをみる
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今日は、九州で講演会に参加してます。食事療法と運動療法との最近の話題をレポートします。講演者は、岐阜大学、、内分泌代謝病態学教授 矢部教授です。 ダイエットに役立つ部分だけ、サマリーでお伝えします。赤文字の部分は私見です。 ===================== 野菜をお米の前に食べると、イン... 続きをみる
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今週から、ビクトーザのペンが、変わりました。沢山の方に、読んでいただきたいので、あえて、新着ブログに、再度、してみます。現在、マニュアルも制作中です。 本日より、ビクトーザが、1日、1.8mgまで、増量できることになりました。 1本に18mg、入っているので、1日、1.8mgであれば、10日分にな... 続きをみる
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皆様には、外来の診療枠が少なく、申し込みできる時間が少ないと、お叱りをいただくことが増えました。幸い、いつも予約が満杯の状態が継続しており、大変、ありがたく思っております。 派手な広告をしていないにもかかわらず、当院のフリーダイヤルには、ひっきりなしに、お問い合わせのお電話をいただいております。メ... 続きをみる
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実は、欧州糖尿病学会では、次世代のGLP1製剤である、セマグルティド(商品名、オゼンピック)についてのプレゼンが多くありました。 私の外来でも、一般公募はしていませんが、特定の患者さんには、個別に、セマグルティドをお渡しするケースがあります。ただし、本当に、申し訳ないくらい高額な金額になるので、あ... 続きをみる
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欧州糖尿病学会で、ほぼ、ライブ配信して帰国したら、外来の患者さんたちからの反響は大きくて、、 真面目に学会にでるんですね、、とか、 ライブ配信って、大変だったでしょう、、とか、褒めてほらったのは、うれしかったけでど、一番、受けたのが、 先生って、英語、分かるんですね。。 ですって。それが、ちょっと... 続きをみる
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韓国とは仲良く! と書いたブログが、人気ランキング1位になりました。こういう時って、いわぶっちゃんが、ポールマッカトニーなら、私は、ジョンレノンになった気がします。 imagine all the people, living in the peace.
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以前、フランスは、GLP1 のコストが、あまりにも高いので、国をあげてコストカットしようとしているという内容の、お話をしました。そこで、ふと、思い出しました。あの、Efpeglunatide (エフペと略します。) https://muragon.com/dashboard/confirmEntr... 続きをみる
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経口のGLP製剤は、2年前の、2017年の、欧州糖尿病学会、リスボンで発表されました。その時、その場所で、いあわせたので、動画として保存してありました。2年前は、まだ、こんなベーシックな研究していたんでしたね。今は、既に経口GLP1を服用しているのは、万を超えていることでしょう。ここまでくると、日... 続きをみる
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世界の流れは、GLP1作用を使って胃排泄速度を落とし、血糖をさげ、体重を減らす、そういう方向に走っていたら、日本の武田薬品が、糖尿病では要注意、という学会発表を公開してました。 Real -World Evaluation of Economic Burden for Diabetic Gastr... 続きをみる
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欧州糖尿病学会発表178からの引用です。これまで、データを元に語らない医療をしている医師達へ、実際のデータをもって解説できます。 タイトルは、 Effect of Tirzepatide (TZP), a Novel Dual GIP and GLP1 Receptor Agonist, on B... 続きをみる
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日本も、この流れに負けられません。Tirzepatide (チルゼと略します。)の日本人のデータが公開されました。薬は、以下のような形で、39個のアミノ酸で構成されています。GLP1だけでなく、しっかりと、GIPをも刺激する新薬です。GIP/GLP1アゴニストと言います。1週間に1回、注射するだけ... 続きをみる
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フランスのサノフィ製薬も、この抗肥満治療の流れに黙ってはいませんでした。 欧州糖尿病学会では、P765に、しっかり公開されていました。 薬の名前は、Efpeglunatideです。発音しにくいので困ります。エフペと省略しておきます。結論から話すと、「サクセンダ」の臨床試験と同じ対象で、行っています... 続きをみる
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イーライリリー社の発表も聞いてきました。もう、GLP1なんか、古い、ていう感じです。 GLP1は、続けているうちに、タキフィラキシーが起こるので、そのうち、長くは継続できなくなる。だから、GLP1だけじゃ、ダメなんだ、 そんな論理構成でした。ポスターの内容も、その一点に絞られ、プレゼンされてました... 続きをみる
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昨日の昼は、T先生と、奥様と、3人で会食をして、ビールを飲んだらホテルで寝てました。よほど疲れていた模様。 今日は、元気が復活。最終日なので、また学会にいってきます。気になるポスターが、何枚かあったものですから。 特に、SGLT2阻害剤を服用していると、ミトコンドリア活性がよくなり、痩せるし、立派... 続きをみる
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ゴールは、GLP1/GIP/Glucagonアゴニストですね。
これから、T先生と合流します。ようやく、日本の医師と話しをする時間ができました。今回の糖尿病学会では、最終ゴールが見えました。 GLP1受容体作動薬、だけでなく、 GIP受容体作動薬、と、さらに、 グルカゴン受容体作動薬、 この3つの受容体を刺激するホルモンが、未来の夢の糖尿病治療薬になることでし... 続きをみる
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欧州糖尿病学会、19日、午後からの話題は、もう治療の内容より、遺伝子の話にかわりました。でも、肥満遺伝子の話題は、臨床家には、つまりません。 レプチン関連のPathway の遺伝子変異 これを調べて、どうするの? 臨床家なら、そう思います。調べたところで、何もできません。確かに、将来、こういう遺... 続きをみる
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中国では、PEX168という1週間に1回注射のGLP1製剤が、治験の第3相にはいっているとのことです。 中国の体型は、日本と似ています。 そして、その結果は、HbA1cを改善したが、体重は減らない、というものでした。 トルリシティと、とても似ています。正直、ダイエット用の新薬とはいえないみたいです... 続きをみる
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海外に来て、Google検索をすると、嬉しい事があります。 GLP1ダイエット でGoogle検索をすると、必ず1位なんです。それも、22万2000とある関連サイトの中で、1位なんです。 広告バナーが除去されているからなのでしょう。Googleから高額な広告を買っているサイトは、Googleに広告... 続きをみる
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卵子とミトコンドリアとの関係は親密です。もともと、ミトコンドリア遺伝子は、卵子を通じてしか子孫に遺伝しないので当然といえば当然なのですが。 ミトコンドリアは卵子の質と大きく関係していて、ミトコンドリアの働きが弱まることで卵子の働きも弱ってしまいます。ミトコンドリア機能を上げることで、卵子の質は上が... 続きをみる
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いわぶっちゃんが、「男は黙って、GLP1 ]というブログを書きましたよね。 DeDronzo先生のスライドには、何度も、ROSが消える、という文字がでてきました。これは、「活性酸素を無くす」ということです。 活性酸素は、様々な病気の元となります。 酸化ストレスの原因物質です。そして酸化ストレスは、... 続きをみる
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今は、スペインは、11時です。12時から、イメグルミンの講演会が発表されます。期待が大きくて、シャワーをあびて、これからホテルを出発します。 ところで、私が、本当にミトコンドリアを専門としているのか、を疑われている方も多いかと思います。なので、過去に制作した動画をyouTubeにアップしました。お... 続きをみる
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体重の減少曲線は、注射のセマグルタイドが、極めてシャープで、30週まで直線的に、落ちていきます。 注射セマグルタイドは、10%以上の体重減少を認めるのが、10%を超えています。サクセンダより、やや劣るのが気になります。 ビクトーザの、1.2mgでは、途中で停滞期になり、体重の減りは鈍化します。やは... 続きをみる
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欧州糖尿病学会からのライブレポートです。 二重盲検試験で、プラセボと実薬群を、交互に変えて、食事負荷試験をした結果が報告されました。対象者は少ないでした。 この試験は、BMIが、20~36 の人を対象にしているので、「ダイエット向け」の試験としては注目されます。 その結果、食後高血糖が顕著に改善し... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ。2019)での、経口GLP1製剤、商品名は、経口セマグルタイドの、臨床結果が報告されました。心臓疾患を減らすだけでなく、脳卒中も減らします。体重の減り方は、14週間までは直線的に、その後も、26週間くらいまで、つまり半年くらいまで体重は減り続けます。 そして、驚いた事に... 続きをみる
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プログラムを見ましたが、今日は初日です。さほど興味深い話はなさそう。ただ海外で、リラグリチド(ビクトーザ)の常量量が1日量で1.2mgだという事は、ちょっと驚きでした。ただし、経口糖尿病薬も、1~3剤、併用しての話なので、血糖コントロールを達成するだけなら、それで、十分なのでしょう。 体重減少は、... 続きをみる
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GLP1ダイエットに限らず、一般に、すべてのダイエットで、急激に体重が減少すると、胆石が起こりやすくなりやすい事が知られています。 特に、胃を切除して、体重が激減した場合には、頻度が高く起こりやすいことが知られています。抗肥満薬のゼニカルでも頻度が高くなるという報告があります。そして、リラグリチド... 続きをみる
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もっとも家計に貢献するのは、 糖尿病にならないこと ではないか、と思います。 糖尿病になると、とても治療代が高い薬が多いので、大変です。 通院しなくてはならなくなります。採血代、仕事を休むことによる時間的損害などなど、 そうした事を考えると、GLP1ダイエットを行うことで、膵臓ベータ細胞が回復し、... 続きをみる
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BMI(Body Mass Index)が増加すると中性脂肪(以下TG)値は増加し、HDLコレステロール(善玉コレステロール:以下HDL)値は低下します。これが肥満による脂質異常症の特長です。 糖尿病やメタボリックシンドロームがある場合、体重やウエスト周囲長が減ると、HDLが上昇し、LDLコレステ... 続きをみる
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脂肪を燃やせる! 脂肪肝をとる! 内臓脂肪を減らす! まるで、テレビの宣伝のような新薬。 ミトコンドリアを活性化させ、血糖値をさげる! イメグルミン 9月18日、発表されます。大規模臨床試験の結果だと思います。6月のサンフランシスコ、アメリカ糖尿病学会では、1つも発表がなかったのは、臨床治験の段階... 続きをみる
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スペインの、バルセロナで開かれる欧州糖尿病学会の予告に、Scale Insulin Trial という発表演題があることをみつけました。 肥満糖尿病で、インスリンを使用中の患者さんにおいて、サクセンダ3.0mgが、どのくらい有効なのか、という臨床試験が、発表になります。 その名称を、インスリン使用... 続きをみる
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将来、期待される、新たな抗肥満薬としては、 ● 中枢性作動薬 (かつての、リモナバンのような薬剤。ただし、市販後に自殺例がでないことが条件となります。) ● 消化管ホルモンや、インクレチンを標的とした薬剤(現在、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬が、イーライリリー社などから、開発され、治験のPhas... 続きをみる
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インスリン注射をしていれば、「インスリンの悪循環」というサイクルが起こり、やせにくくなります。なので、インスリン注射をやめて、GLP1で代替えする、できるだけ、インスリン分泌をする薬剤は減らしていくというのが、糖尿病専門医としての、ダイエット法なのでしょう。 ましてや、その併用は、かなりのハイレベ... 続きをみる
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暴飲暴食、過食をしている人で、それで、肥満になっている人に、単に痩せたいからという理由で、GLP-1受容体作動薬、つまり、GLP1ダイエットを勧めると、 「寂しくなりました。先生。」と言われることがあります。 食べることで、ストレス解消をしていたからです。 同じ体験が、有名な抗肥満薬の「リモナバン... 続きをみる
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昨日も、今日も、日々、糖尿病外来を行っていて、HbA1cが6.5% 以下の患者さんが急増し、すでに半数以上から3分の2以上は、良好な血糖コントロールです。 ところが、日々の外来で、では、どのくらいの患者さんが、肥満を解決しているかと考えると、半数以上が解決していません。あいかわらず、肥満のまま、と... 続きをみる
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最後に紹介されたのが、GLP1製剤の、リラグリチド。 やはり、アメリカ糖尿病学会(ADA)でも、GLP1ダイエットがオオトリでした。 0.6mgずつ増量して最大3mgまで増量できるペンが、サクセンダ。 0.3mgづつ増量して最大1.8mgまで増量できるペンが、ビクトーザ。 中身は、同じですが、最大... 続きをみる
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Drug name (Brand name ) / approved year ] 薬品名 (商品名) /承認年 短期処方に限ってFDAが承認した薬剤 Diethylpropion (Tenuate ) /1950 Phendimetrazine (Bontril PDM) / 1956-... 続きをみる
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抗肥満薬 市場に新展開は起こるのか?製薬大手 高まる関心 | AnswersNews https://answers.ten-navi.com/pharmanews/11970/ この記事から一部、引用させていただきます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 主な新薬候補で開発中止が相次いだこともあり、抗肥満薬... 続きをみる
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アメリカ糖尿病学会(ADAと略します。America Diabetes Associationの略です。2019年6月、サンフランシスコ)で聴講してきた内容のおさらいです。9月14日から欧州糖尿病学会(EASD) に来週、いきます。その前に、ADAの、おさらいをしておきます。 === 2019年、... 続きをみる
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9月14日から23日まで、欧州糖尿病学会(スペイン)に参加するため、不在となります。その間、薬が切れてしまうかたは、そろそろ前倒しで、お申込みをお願いいたします。 8月30日、金曜日 (午前10時から。午後6時まで) 8月31日、土曜日 (午前10時から午後4時半) は、1週間前までは、「電子カル... 続きをみる
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この内容を書こうと思ったら、Quoraというサイトに回答がありました。 https://jp.quora.com/断食-ファスティング-は本当に健康に良いですか リンク内容が見えないので、一部、引用させていただきます。2.3万回、閲覧されていて、知人の江島さんが質問した内容です。 以下、一部、抜粋... 続きをみる
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肥満になると、食道括約筋の筋圧が低下したり、食道裂孔ヘルニアを起こしやすくなったり、腹腔内の内圧が上昇したりします。 それらの複合的な機序により、胃食道逆流症の危険因子になると考えられています。胃食道逆流症の症状としては、歯磨きなどの時に苦い水が上がってきたりします。 肥満度と胃食道逆流症の症状に... 続きをみる
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肥満(特に内蔵脂肪型肥満)は、糖尿病の発症や、合併症を助長させる因子のひとつと言われています。 肥満があるとインスリン抵抗性を引き起こし、糖代謝を悪化させ、高血圧や脂質異常症、大血管障害など様々な合併症を引き起こしてしまいます。 インスリン抵抗性? 皆さん聞き慣れない言葉だと思います。 インスリン... 続きをみる
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オルリスタット(商品名:ゼニカル)の最大の短所は、脂肪便がでる、ということです。トイレにべったりと張り付くような便の色がついた脂肪が便器にはりつきます。トイレの掃除が大変になります。 海外では、便失禁をしてしまうので「おしめをはいて飲む薬剤」と揶揄されているそうです。白い下着や洋服はきれなくなりま... 続きをみる
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糖尿病ネットワークで興味深い記事が報告されています。 米を中心にした食事はメリットが多い 食べ過ぎると糖尿病リスクが上昇 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク 一部、抜粋させていただきます。 米の消費量が多い国で肥満レベルが低下 2016年の調査によると、世界の成人のうち19億人(男性の... 続きをみる
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痩せたら、iPhone Xの、Face IDが反応しない !
いっきに痩せた時、iPhone Xの、Face ID、が反応しない。 これって、ー14kg、やせたせいなのかも。 確かに、鏡を見ても、別人に見えるようなことあるし。驚きました。 こういう、ちょっとしたことでも、うれしいですよね。笑。 GLP1ダイエットに、こういう副反応がつくとは、思ってもいません... 続きをみる
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サクセンダやビクトーザを注射すると、空腹感を忘れますが、そのまま胃の中をからっぽにして運動をすると、胃酸がでる胃の中を、そのままにする不快感もあり、かつ、エネルギーがない状態で無理やり筋肉を使うために疲労感が溜まりやすくなります。運動の前には蛋白質系の食事を軽くして、それから運動をするのが望ましい... 続きをみる
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美容医療って「見た目」だけで、その気にさせる、というのが本質なのかもしれません。TVとかCMとか、GoogleのPR広告をみてるとそう見えます。PR広告も驚きフレーズがありました。「なにもしなくてもやせる」とPR宣伝している医師がいます。まさかまさか、当院では、それはありえません。 GLP1ダイエ... 続きをみる
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糖尿病外来を実践していると、痩せる、痩せない、という話題は日常会話のひとつ。何千回、何万回、日々、会話してきました。 バイエッタ、ビデュリオン、リキスミア、トルリシティなど、GLP-1受容体作動薬で、やせる薬は、いくらでも保険診療で処方できます。ただし、この中で、トルリシティだけは、やせる薬だと説... 続きをみる
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夏休み中に、以前に執筆した内容を見直ししました。 中でも、この記事はいいな、と思う内容があったので、リバイバルをして、 リニューアルして、また、整理整頓して、投稿したいと思います。 ブログを書いた当初は、今の、10分の1の読者しか、いませんでした。今は、10倍の人数に読者の方が増えています。ですか... 続きをみる
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夏休みなので、余裕ある、お時間がある方がある方が多いと思います。夏休み特集!です。 GLP1ダイエットは、海外の一流医学雑誌の臨床成績をもとに治療を組み立てております。その主要論文(N Eng J Med、2015からの引用改変。)の要約を、お読みになりたい方は、このブログをお読みください。最後の... 続きをみる
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9月中旬から、ビクトーザのペンが新しくなります。最大投薬量が、1日1.8mgまで増量できるようになります。ノボペンのことを、フレックスタッチペンと呼びます。 目盛は、0.3mgづつ刻みで増量できるようになります。 サクセンダは、0.6mgづつ刻みなので、そこが対照的なペンになります。 おそらく、ネ... 続きをみる
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GoogleにPR広告をだしたり、インスタやLINEなどに、あるいは、FBなどにPR広告をだすと、とんでもない金額の広告代がかかります。 インプレッションは増えますが、クリック率は、0.5%。 それに、 アメリカから新ダイエット上陸 とか、 ダイエットの概念が180度、変わる とか、 GLP1が低... 続きをみる