断食(ファスティング)は本当に健康に良いですか?
この内容を書こうと思ったら、Quoraというサイトに回答がありました。
https://jp.quora.com/断食-ファスティング-は本当に健康に良いですか
リンク内容が見えないので、一部、引用させていただきます。2.3万回、閲覧されていて、知人の江島さんが質問した内容です。
以下、一部、抜粋引用。
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40万年前に生まれたホモ・サピエンスは狩猟採集生活で安定した食事をとれないことが多かったため、飢餓時にのみ発現する生理学的な機能がたくさん眠っています。
例えばケトーシスなどがその一例です。また、イスラム教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教、そしてキリスト教の一部など、多くの宗教で断食は重要な要素となっています。
長い歴史をもつ習慣には一定の理由があるはずだ、という立場をとるならば、おそらく短期間の断食には遺伝子の奥深くに眠っている何らかの機能を呼び覚まし、人間のもつポテンシャルを引き出すかもしれない、という仮説を立てることは可能だと思います。永田農法と似たようなものかもしれません。
現在、実践者が多いのは Intermittent Fasting (IF) と呼ばれるもので、いくつかの流派があります。
5 Intermittent Fasting Methods: Which One Is Best for You?
Lean Gains
Eat Stop Eat
The Warrior Diet
Fat Loss Forever
UpDayDownDay Diet
このなかで一番有名なLean Gainsは、一日24時間のうち食事をとるのは8時間のみ、残り16時間は食べ物を口にしない、というプロトコルです。ゲインズという名前の通り、アスリートやトレーニーの間で流行っています。
このようなライフスタイルの選択は個人との相性が大きいので、一般論として健康に良いかどうかは証明が難しいと思います。実際に試してみて、自分の体からのフィードバックに耳を傾けるのが一番確実だと思います。
====================以上、引用。========
サクセンダを日々、注射していると、時々、思い切って断食してみたいと思うのですが、胃酸が多いせいか、逆に気分不快を感じることがあります。少し、サクセンダの量を減らして、空腹感を思い出し、ファスティングをしないと意義がないかもしれません。ちなみに、GLP1はインスリン分泌を促し、原則的には、インスリンは脂肪分解を止める役割をもちます。つまり、GLP1ダイエットをしている間のファスティングは、脂肪分解が進みにくく、本当のケトーシスにはなりにくい、という特徴があります。
糖尿病治療には、様々な薬剤があって、ケトーシスをつくるのは、とても簡単。SGLT2 阻害剤を利用すれば、いとも簡単に作れます。ですが、SGLT2 阻害剤を行っている時には、とてもおなかがすきます。かえって過食を導くくらいです。SGLT2 阻害剤も、もともとはダイエットの薬として考えて販売した美容外科がいたらしいですが、すぐリバウンドしてしまうので、今は、誰も、その議論をしません。ですが、糖尿病臨床では、GLP1とSGLT2 阻害剤との併用は、上手に併用しダイエットに応用します。