ADA 抗肥満治療。総論。その5
将来、期待される、新たな抗肥満薬としては、
● 中枢性作動薬 (かつての、リモナバンのような薬剤。ただし、市販後に自殺例がでないことが条件となります。)
● 消化管ホルモンや、インクレチンを標的とした薬剤(現在、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬が、イーライリリー社などから、開発され、治験のPhase 3の段階にまで、届いております。ただし、最初の発売は、まず、糖尿病治療薬としての発売と聞いています。)
● レプチン類似化合物
● GLP1と、グルカゴンとを、両方とも受容体に作用する新薬 (治験がなされているのかは、不明です。)
これらは、あくまで大人を対象にした臨床研究が先行していますが、将来は、リラグリチドのように、思春期にまで、有効性があり、かつ、安全性が証明されるような、安心して長期間、継続できる薬剤が望ましいと考えられています。