経口GLPは、なぜ朝、服用するべきなのか?
経口のGLP製剤は、2年前の、2017年の、欧州糖尿病学会、リスボンで発表されました。その時、その場所で、いあわせたので、動画として保存してありました。2年前は、まだ、こんなベーシックな研究していたんでしたね。今は、既に経口GLP1を服用しているのは、万を超えていることでしょう。ここまでくると、日本でも臨床試験(第3相試験)の話が当院にくるかもしれません。
飲む食欲ホルモン、経口セマグルティドが、なぜ、朝、服用しなくてはいけないか、は、ここで説明されています。朝、おきて、薬を飲んで、服薬する前には30分間は、何も食べないほうがよい、という結論でした。ただ、この研究では前日は何時間前まで、食事をしたらいいかも計算されていました。夜、遅くねて、寝る前になにかを食べる人。あるいは、朝起きて、すぐに出勤しなくてはいけない人には、難しいかもしれません。もしかしたら、朝食を抜いてしまって、出勤電車の中で服用するのがいいのかもしれません。ただ、コップ半分の水と一緒に服薬してください、という指導が、今年の欧州糖尿病学会では、そういう服薬指導になっていました。となると通勤電車の中には水がないから、服薬できないか、、などと考えながら帰国しました。
朝なら、コーヒー1杯と一緒に服薬できるといいですよね。製薬メーカーは、水ではなくて、コーヒーで研究していただきたいと思います。
この動画をみていただくと、2年間で、だいぶ内容が進歩してきたことがおわかりいただけるかと思います。
GLP1,セマグルティドの胃から吸収
https://www.youtube.com/watch?v=8i7K-QyeNzM&t=67s