糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

パリジェンヌは2週間に1回のダイエット?

フランスのサノフィ製薬も、この抗肥満治療の流れに黙ってはいませんでした。
欧州糖尿病学会では、P765に、しっかり公開されていました。


薬の名前は、Efpeglunatideです。発音しにくいので困ります。エフペと省略しておきます。結論から話すと、「サクセンダ」の臨床試験と同じ対象で、行っています。しかも、より若い年代を対象にして。40歳代が中心。かつ女性は半分。注目するのは、BMIと腹囲だけ、という研究です。もちろん、糖尿病の患者さんが除外されているのです。シンプルに、「抗肥満作用」だけを期待したスタディでした。Balance205のサブ解析となります。


注目すべきは、このエフペは、2週間に1回の注射、でいいという点です。2週間に1回、注射するだけで、ウエストが減って、BMIが落ちるか? ただそれだけを観察した臨床研究でした。


完全に、1週間に1回のセマグルタイドを意識してます。セマグルタイドは、糖尿病を中心にして、広まってから抗肥満作用を中心に広げようとしているのに、エフペは、2週間に1回の注射で、痩せられる、それを特徴とするようです。


こういう試験の原則は、今の食事から、500kcalを減らす事と、運動を増やす、身体的活動を増やすことが、大条件になっている点です。


「過度な運動しなくても痩せる」とPRしている美容外科医がいます。ライザップを意識したものでしょうが、それは、むしろ逆で、ライザップくらいの運動だって、どんどん、やってください。というのが、こういう治療の大原則です。美容外科は、頭ではなく、口先が達者なのは分かりますが、少なくてもこういう治療の大原則を忘れてほしくはないです。GLP1ダイエットは、運動は、どんどん増やしてください、、そう表現するべきの臨床試験です。やせない人の多くは、運動不足が継続している場合のよう、というのも理解できます。


結論ですが、40歳代と若い年齢なのに、さらに、サブグループ解析をしています。結論をいうと、


年齢は40歳以下のほうがやせやすい
腹囲は少ないほうがやせやすい
BMIも、やや低めのほうがやせやすい。


という内容で、まるで、30歳代の若い女性をターゲットにしたような結論でした。つまり、建前は「抗肥満作用」ですが、実際には、若い女性のダイエット向き、ということの結論に至るようです。


ここまで糖尿病専門医の仕事が、ダイエット向け、が、メインとなるのは、本当に2019年からかもしれません。まず、痩せることが全て、HbA1cの議論は、その後、そんな発表に見えました。


2週間に1回だけ注射すれば痩せられる、、これって超魅力的かもしれません。月2回の注射で、痩せられる、すきなお洋服を着れる、パリジェンヌ、そんな研究でしたよ!


フランス女性は、これで綺麗になっていくのでしょうか。パリコレのために、エフペを注射しておこう、、というようなモデルさん達の話題も普通になる時代がくるかもしれません。


女性にとって月2回といったら、生理前と排卵日前と覚えておけばいいですものね。良く練られている戦略だな、て、思いました。さすが、フランス。


J'aime les femmes françaises 笑



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