睡眠時無呼吸症候群を治すGLP1ダイエット
睡眠時無呼吸症候群( 以下、SASと、略します。Sleep Apnea Syndromeの略です。)を治すのに、最も費用対効果がいいのは、痩せることです。
人間ドックや糖尿病外来にでも、SASの肥満患者さんが、たくさん、おられますが、実際、体重を5%から10%、減らすと、SASは、かなり軽減することが知られています。
ですから、今、肥満があって、CPAP治療などを受けられている睡眠時無呼吸症候群をもたれている方には、ぜひ、GLP1ダイエット、サクセンダで、10%の減量をお勧めしたいと思います。
糖尿病だけではなく、呼吸器疾患も改善すれが、さらに、いろんな疾患を治せることになります。なぜならば、SAS(睡眠時無呼吸症候群)は、高血圧、糖尿病、突然死などの原因になることがあるからです。
ですから、GLP1ダイエットで減量し、SASをなおせば、高血圧、糖尿病は、もちろん改善していきます。CPAPからも解放されます。
多臓器での機能改善が見込めるという点においては、GLP1ダイエットを行うというのは、糖尿病専門医のみならず、呼吸器専門医や循環器専門医が処方しても、よいダイエット法かもしれません。
ですから、GLP1ダイエットは、本来、知識も十分でない見せかけだけの美容外科医たちや、ダイエットカウンセラーと自称している無資格の一般人が、糖尿病専門医の処方の物まねでやるダイエットではなくして、しっかりした糖尿病専門医、内分泌専門医、生活習慣病予防の意義を心得ている内科医が行うべきダイエット法なのです。(海外では、それが主流なんですよ。真面目に。)