糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

GIP単独を刺激すると、何が起こる?

欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)の、P484の発表には、
GIP受容体だけを単独で刺激したらどうなるか、という研究がありました。


もちろん、これは、糖尿病肥満治療の大型新薬、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬、の作用機序を理解する上では、大変、重要な研究でした。


GIPは、濃度が上がると、食欲はどうなるのか? それを見るだけでも、重要な研究でした。


マウスの実験です。結果としては、GIPは、食欲には影響を及ぼすものではなく、食事を増やしたり減らしたりするものではない、という事を調べた研究結果でした。


そして、見つかった事は、唯一、インスリン抵抗性が改善されることが分かりました


従来、インスリン抵抗性が改善するという薬剤の代表には、ロシグリタゾンなどの薬剤があります。ロシグリタゾンは体重が増えることが特徴とされていましたから、GIP刺激薬剤は、体重が中立であるという事は、とても重要な効能でした


たったそれだけ、です。


ですが、イメグルミンと同じく、太らないインスリン抵抗性改善薬の登場は、皆に期待されていた作用でした。この作用が、GLP1注射薬の効能を倍増させます。GLP1ダイエット効果の効きを、ぐんぐんと引っ張るわけです。


将来、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬も、「痩せるホルモン」ではなく、「食欲ホルモン、プラス、インスリンを効かせるホルモン」という言葉で表現できます。


GIPは、インスリン分泌を亢進させる作用と考えられていたホルモンだけに、分泌でなくて、感受性か、そうか、、、という糖尿病専門医としての、驚きがあります。


あと2年半後か3年後、厚労省の承認が、楽しみです。


ダイエットの話題でなくて、ごめんなさい。糖尿病治療の話題でした。抗GIP/抗GLP1受容体作動薬のようなデュアルアゴニストは、このような二つの薬剤の特徴を確認しあいながら、薬の作用を考えていきます。


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