美容外科医が体験キャンペーンをする理由
最近、特に、キャンペーン募集してますか?という問い合わせがきています
ある女性は、とある美容外科医から、こう、もちかけれらたといいます。
最近、ネットで、GLP1ダイエットで流行しているみたいだけど、よく知らない。だからちょっと、体験モニターで、やってみてくれない? 安くするから。
という事で、体験モニターを募集されたとのことです。
美容外科医師はGLP1の処方経験がない。
だから、体験モニターを、安価な値段で、募集をかけ、経験が少ない美容外科医師は、それで、GLP1は、痩せるホルモンだという、嘘のキャンペーンPRをうのみにし、でも、それでも社会には許されることを実感する。
ある程度、体験を積んだら、今度は、他の患者さんにも、勧めてみる。美容外科医が、受診者の女性に、そう依頼したというのです。
最近、GLP1の話題(流行?)を知ったばかりの美容外科医は、実際のリアルの患者を、モニターとして利用し、そこで経験をつみ、GLP1ダイエットを、自分の美容外来の、1つの目玉としたいと願っているようです。
美容外科医たちは、ノボノルディスク社のような正規の製薬メーカーから、情報を得ることはできません。糖尿病患者を診察していませんから。ですから、価格を安くして、受診した患者さんをモニターとして利用して経験するしかないのでしょう。
モニター体験者が、やせれば、これだけ募って痩せた女性がいるのだから、という体裁で商売をしたいようです。
とんでもないこととは思いますが、美容外科医達にとっては、それは、普通のことで、それについて、何の違和感もないのだと思います。それだけ、糖尿病専門医と、美容外科医は、まず、発想の着眼点からして異なります。
みなさんは、本気で、どちらを、選ぶのでしょう。
いずれにしても、当クリニックでは、体験キャンペーンは、いたしません。本気で申し込みをされる方だけで、いつも予約枠が満杯です。GLP1を応用した糖尿病臨床経験は6年以上。当然です。もともと、糖尿病の治療薬として長年、処方しつづけてきた薬剤ですし、かつ、当院の都内での処方量はトップです。体験モニター募集の必要性は、もはや要らないと考えています。
「志」の違いが、あまりにも美容系医師とは、違うもので。ご了承くださいますよう、お願いいたします。