天災が多かった2019年。天災の被害にあわれた方には、申し訳ありませんが、事実なので、書きます。先に謝罪をしておきます。 その上で、、 天災が起こると、そこに、ボランティア活動にいくと、筋肉痛になるくらい体を動かすそうです。それで、血糖値がさがり、体重が落ちます。 ですから、天災が起こったら、時間... 続きをみる
2019年10月のブログ記事
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Apple Watch 5には、やっぱり血糖値を測定する機能が搭載されていませんでした。残念です。非侵襲的血糖測定器は、かねてからの、糖尿病専門医としては夢でした。実際に研究もしてました。それが、とうとう実現、になったか、と思い期待していました。 実は、その理由は、私が昔、ソニーにいた時に、実際の... 続きをみる
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国際糖尿病学会2019のハイライトも、やっぱりトップが、「抗肥満薬」でした。正確にいうと、「抗糖尿病、抗肥満治療薬」です。こうなると世界レベルでは、糖尿病専門医が、ダイエット分野に総動員になる日も遠くはないかもしれません。もちろんナースも。ダイエットナースになるのは、当然という日がくるかもしれない... 続きをみる
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10月30日は「食品ロス削減の日」です(法第9条)。ということで、以前のブログを再度、掲載します。たまには、うってつけの日にあった話題を、ご提供します。 [食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト | 消費者庁 ====== again ================= 外食コ... 続きをみる
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遠隔医療は、ずいぶん歴史が長くあったようです。日本遠隔医療学会なるものがありました。古くは遠隔医療は、離島医療などのためにスタートしたもののようです。そして、従来は保険診療の領域でばかり議論されてきました。 ところが、GLP1ダイエットのような、自由診療の分野では、誰も、発表していないみたいです。... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019年)では、セマグルチドというGLP1製剤の経口製剤についての報告がなされていました。それが、実は、無料でネットで見ることができます。 以下をクリックすると、誰でもが見ることができます。 Virtual Meeting | EASD https://www.ea... 続きをみる
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最近、比較サイトに引用されるようになりました。 こんな感じで。この中で、Googleに広告をおもいきりだしていないのは、私たちのサイトだけみたいです。他のクリニックは、Google広告で集客してます。だから費用が高いのでしょう。広告宣伝費にお金をかけているからでしょう。おそらく。 一番、下段ですね... 続きをみる
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糖尿病の薬として、ビクトーザを処方していても、かりに、1.8mgでも、なかなか、体重が落ちません。先のブログの記事で説明したとおりです。 体重が落ちるのを、高血糖が邪魔しているような感じです。 GLP1は、ともかく、インスリンを分泌して、血糖値をさげる薬剤です。ですから、膵臓に対して、効果があれば... 続きをみる
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糖尿病治療が巧みになると、外来にはHbA1cが良好な患者さんだらけになります。 そうなると、糖尿病合併症の予防より肥満治療のほうが優先される時代になりました。 特に、HbA1cが6%台が、ざらにいる糖尿病外来になると、将来、糖尿病の合併症を心配しなくてはいけない患者さんは、急速に減少していきます。... 続きをみる
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米国軍は、シリアでの戦争で、クルド人を地上戦闘員として利用し、ISと戦わせていた。そのISが沈静化したら、シリアから撤退するという。クルド人からみたら、米国は自国に有利になる事しかやらない国と写っているようです。(昨日のTVのニュースから)。 もし、これを医療の世界で、米国の都合の良いようにできる... 続きをみる
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私が糖尿病を専門として、沢山の糖尿病患者さんの診察を体験したのは、東京都済生会中央病院でした。ところが、厚労省は、病院の再編成を進めてきています。そのリストの中の病院に名前がありました。 424病院は「再編検討を」 厚労省、全国のリスト公表 :日本経済新聞 https://www.nikkei.... 続きをみる
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GLP1治療は本来、糖尿病治療の薬剤です。ですから、糖尿病において、血糖コントロールに寄与するだけでなく、糖尿病においても体重減少をもたらし、それによって糖尿病の合併症を取り除くというのは、糖尿病専門医なら、誰もが望む治療になるわけです。 そのGLP1治療の本来の姿を、検討した研究がThe SCA... 続きをみる
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あくまで糖尿病治療薬として、ミグリトール(商品名;セイブル)は、DPP4阻害剤との併用によって、GLP1をあげることができます。セイブルとDPP4阻害剤のスイニーは同じ三和化学研究所が販売しているため、両者を組み合わせた試験がありますから、ご紹介します。 右図のように、DPP4阻害剤だけで、GLP... 続きをみる
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GLP1受容体作動薬、つまり、GLP1の注射製剤なら、何でも痩せると思い込んでいる医師もいれば、そう説得されてしまう患者さんも多いようです。それによって無駄な時間や、無駄な支出をさせられてしまった、というお問い合わせが多くあります。これを、トルリシティ被害と呼んでおきます。 このブログでは何度も、... 続きをみる
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睡眠不足は肥満の原因になります。 それに対して、通常の睡眠薬を服用することは、ダイエットに、なんら影響がありません。むしろ、望ましいことのほうが多いです。夜中にお腹がすいて目がさめるなら、長時間作用型の睡眠薬がいいと思います。また、 もし、メラトニンがよい、とか、メラトニンのサプリを売りつける医師... 続きをみる
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Newsweek 57 2019・10・29日号からの引用です。雑誌の写真、、、すみません、、無断引用してしまいます。でも、アメリカの医療費がいかに高いかを示している写真だと思うので、写真をお借りしました。ぜひ、NewsWeek 57、雑誌ですが、10月29日号ですので、1冊、ご購入されて読まれて... 続きをみる
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Big Pharma、Big Costs、USAー>料金体系の根拠。
Newsweek 57 2019・10・29日号からの引用です。 なんと、アメリカでは、薬代が高すぎるために、ある時点で処方薬の服用をやめた人が10人に3人もいるとのことです。 カナダにおけるインスリンの価格は、アメリカの10分の1だそうです。 オーストラリアにおけるHIV感染予防薬ツルバダの1か... 続きをみる
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日本で、リラグルチドを、抗肥満治療として、しかも、商品名、サクセンダを、最初にクリニックとして処方しはじめたのは、私たちのクリニックが最初のようです。 これからも、いろいろ、当院の真似をしてくるクリニックができるでしょうが、よく考えると、はじめから、サクセンダを中心に、プロトコールを組み立て、世界... 続きをみる
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アメリカの実態ですが、この図のようになっています。なんと、オフラベルの薬(抗肥満薬としては、承認されていない薬剤、メトフォルミン)がトップです。 他にも、内服薬がつづき、サクセンダは、5番目です。 メトフォルミンは、糖尿病の発症予防にも、なることが知られている薬剤です。日本でも、処方は簡単。糖尿病... 続きをみる
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2016年の発行依頼、名医ランキングという、おそらくベストセラー書籍に、 4年連続、掲載させていただいています。これは、糖尿病専門医たち、つまり、およそ1000人以上の糖尿病専門医から、まず、300人を選び、次に、それを30人に絞り込み、医師が他の医師を名医かどうかという選択肢に答えて、他の医師が... 続きをみる
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今日は、BS朝日のTVの収録が終えて帰宅しました。ちょっと疲れましたが、放映は12月14日、BS朝日、朝7時55分からだそうです。 テレビ朝日系なので、その後、六本木ヒルズの中を歩いていると、ドクターX。が、また放送が始まるそうです。10月17日から。 大門未知子の外科医姿をみて、外科医は、やっぱ... 続きをみる
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ノボ社の講演会からライブ。癖なので、学会場からリポートします。 ビクトーザ0.9mgで血糖コントロールがうまくつかない場合に切り替えをしたら、 トレシーバと、ビクトーザとの配合剤です。結果は、 体重の差は、+0.3kg、日本人では太るそうです。 HbA1cは低下します。以上です。ただ、2回注射にし... 続きをみる
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なに、話をしましょうか・・あと3時間後なので、最終原稿をまとめています。 案はこんな感じです。 ======================= 世界は、抗肥満治療としての、GLP1ダイエットが主流になっていて、その中心は日本とは異なり、糖尿病専門医が中心。国際糖尿病学会では、糖尿病がDiabete... 続きをみる
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収録の前日ですが、なんと、GLP1ダイエットと、糖尿病治療の未来、について、自由に語ってください、と依頼されています。 ディレクターからは、他のクリニックを非難するような表現は避けましょう、という提言がありました。なので、その憂さを、今夜のブログで書いてます。笑。 でも、こう言おうかなと思ってます... 続きをみる
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もともと、お酒は飲みません、という女性の方ほど、GLP1ダイエットは成功しやすいようです。目標体重に到達した患者さんたちの多くはお酒は飲んでおらないようでした。それに、、GLP1ダイエットをしていると、お酒の量が減ったと、話される方も多くおられます。おつまみを食べたいから、お酒をのむ方の場合です。... 続きをみる
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昨日、フランスのPoxel社から、わざわざ、Julie Dubourg M.D.が訪問してくれました。お目当ては、ミトコンドリア改善薬である、イメグルミン、についてです。 まず、日本において、糖尿病患者さん向けに、発売を予定しているとのことです。(私の専門が、ミトコンドリア糖尿病であることは以前の... 続きをみる
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糖尿病治療薬として定められている価格を調べました。 ビクトーザは、18mg、1本で、1044ドル。 サクセンダは、不明。糖尿病の治療薬ではないので。 ============================= トルリシティは、1.5mgでは、1本、10万円弱い。 今の日本の1本だと、5万円くらい。... 続きをみる
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2006年から当院では、65件の新薬開発のための治験にたづさわってきました。ですから、新薬がどういうプロセスを経て、世の中に広まるのか、を、14年以上も、長く経過観察してきたという歴史があります。 65件の中の、多くはすでに発売されている糖尿病関連、あるいは、抗肥満関連の薬剤ばかりです。ですから開... 続きをみる
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先生、そろそろ太らしてください、とマジ言われました。 びっくり、、です。 ともかく、タンパク質を食べて、筋肉をつけて、ください。食事のエネルギー量は気にしないで。。とっさに出たのが、そういう言葉でした。医師としての理論的根拠は何もありません。 そういう時代が来ます。将来。 なので、肥満はコンプレッ... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」の解説のつづき、「GLP1」をお話しします。 GLP1とは、Glucagon-Like Peptide-1の略です。 グルカゴンと似たような構造をもつ ペプチドという化合物という意味です。 「GLP1受容体作動薬」とは、もともと糖尿病の治療薬で... 続きをみる
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名医に聞きたい! ヘルシーライフのすすめ というBS朝日テレビの毎週土曜日、午前7時55分から8時の番組があります。 その取材があるのですが、GLP1ダイエットについては、話をしようかな、と思ってます。あくまで自由診療の時間帯で、という話であれば、おかしくないかと。 ローカル番組ではなく、全国放... 続きをみる
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GLP1が、発売されたのは、バイエッタが最初で、2番手が、ビクトーザです。ですから、当初は、インスリンとの比較対照は、インスリン vs バイエッタ という研究で行われていました。その時に、インパクトがあったのが、この図です。インスリンは体重が増えるが、バイエッタに切り替えると、体重は落ちます。交互... 続きをみる
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欧州糖尿病学会、2018年では、サクセンダだけのセッション講演がありました。その内容を見てきましたが、写真撮影は禁止ではなかったので、掲載してみます。最近の学会発表は、availableと、not availableの講演があり、特に未発表でなければ、availableと考えていいようです。 まず... 続きをみる
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海外では、抗肥満薬を販売する製薬メーカー、そのものが、コールセンター業を代行したり、関連アプリを渡したりしています。日本のように、ダイエットアプリが、何かしてくれるという発想はなく、薬物を中心にした考え方で、ダイエットをサポートします。 ノボノルディスク社の社長の話では、こういうサービスを日本人が... 続きをみる
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糖尿病がある場合、糖尿病がない場合も含め、以下の3つの論文を中心に、それを日本人向けの投薬用量に調節したのが、鈴木式GLP1ダイエット(商標申請済み)、です。 どちらかというと安全性を中心に考案しました。消費エネルギーを増やす運動は必要ですし、食事制限は1日のカロリー数を考えば、何を食べていけない... 続きをみる
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大学1年生の娘がいます。娘に、GLP1.comの、英文翻訳を依頼し作成中です。だって、サクセンダを注射したい在留外国人はたくさんいるはずですから。 そしたら、「専門用語、わからないんだけど、何で調べるの?」と質問されました。そっか、医学用語は専門用語でした。普通の人は調べられないんでした。と、はた... 続きをみる
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Dual Agonist & Mitochondria がありました!
GLP1ダイエットをコモディティ化しないためには、糖尿病専門医しかついていけないレベルにまで、この治療の専門性を高くするしかないのかも。 今は、手持ちとしては、 GIP/GLP1受容体作動薬 Glucagon/GLP1受容体作動薬 GIP/Glucagon/GLP1受容体作動薬 経口GLP1受容体... 続きをみる
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台風が過ぎ、2連休の始まり、ようやく、みなさん、お時間がたっぷりあるかと思います。こういう時には、原点回帰で、サクセンダを利用した抗肥満治療について、本来の海外の一流医学雑誌の臨床成績をもとに治療法を読んでいただこうと思います。主要論文(N Eng J Med、2015からの引用改変。)の要約を、... 続きをみる
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内科医、糖尿病専門医ですから、本業は、もちろん、糖尿病外来、です。それに、一般内科、ドックなど。これらが本業です。そこには絶対の自信があります。 たまたま、本業の守備範囲の中に、「血糖が良くなると、太りやすくなる。それにより、血糖コントロールができる医師は、肥満についても、治療が必要になった。だか... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)での、賞の中でも、今年は極めてGLP1とGLP2の研究に対する貢献をした研究者を評価する傾向が強い年でした。その中でも、際立った業績が、ドラッカー博士の話でした。なので、少しGLP2について解説してみます。 そもそも、 GLPは、GLP-1と記載したり、する場... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」と「GLP1」という用語の意味や、違いがわかりにくいというお声がありましたので、解説します。 インクレチンは糖尿病研究と治療において注目されてきた物質です。 食後に血糖値が上昇したときに、腸からある物質が血液中に分泌されます。 これが、すい臓β... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)で、こんな学会発表があったことを思い出しました。え、こんなこと、学会で発表するんだ、日本ではありえない!という内容。発信元はポーランドの学者。 Physical activity pretects woman with type 1 diabetes agai... 続きをみる
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糖尿病療養指導士の臨床検査技師です。今回は、肥満による心筋梗塞などのリスクについてお話をさせて頂きます。 心筋梗塞や狭心症(冠動脈性心疾患)とは、心臓に血液を送る冠動脈の内側が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、心臓に障害が起きてしまう病気のことです。 ●冠動脈性心疾患発症リスク 男性でBMI≧... 続きをみる
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最近、特に、キャンペーン募集してますか?という問い合わせがきています ある女性は、とある美容外科医から、こう、もちかけれらたといいます。 最近、ネットで、GLP1ダイエットで流行しているみたいだけど、よく知らない。だからちょっと、体験モニターで、やってみてくれない? 安くするから。 という事で、体... 続きをみる
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子供が2人、います。なので、これまで書籍を作った時の医学書の表紙を利用して、2つの悪戯(イタズラ)をしかけました。 1つ目の、悪戯は、小学生の娘が、「一生に1回でいいから書籍のカバーガールになりたい」という夢を叶えました。下図左の写真の書籍は、真面目に、シタグリプチン(DPP4阻害剤)が発売と同時... 続きをみる
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実際、私と外来対面診察で、あった患者さんが、イメージと違う!、と言われることがよくあります。 体型は、もっと太ってましたとか。 年齢については、、、、●●●、、だとか。。 ただ、医大の元大学教授だったというイメージが先行しているのでしょうか?なんか、怖いイメージが先行してしまっているようです。言わ... 続きをみる
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12月2日から6日まで、韓国で国際糖尿病学会があり、そのプログラムをみました。WPR(western pacific region) といって、国際糖尿病学会の中でも、アジアパシフィック領域に特化した国際学会です。 そのプログラムでは、肥満のセッションが、1個しかありませんでした。 これが、いかに... 続きをみる
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リラグルチドは、ほぼ2週間も経てば、胃の排泄速度を低下させる力が弱まります。だから、悪心が少しづつ消えていきます。タキフィラキシーがあるため、です。 それに対して、エクセナチド、は、いつまで経っても、胃の排泄速度は低下したままで、強さを維持します。タキフィラキシーがない、起こりにくい、ためです。 ... 続きをみる
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リラグルチド(ビクトーザやサクセンダ)は、エキセナチド(バイエッタ)と比較して、明らかに、時間とともに、悪心の頻度が減っていくことが証明されています。 この違いを、タキフィラキシーのあり、なし、の違いとして、糖尿病学では、そう表現しています。 リラグルチド、つまり、ビクトーザやサクセンダは、あり。... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)の、P484の発表には、 GIP受容体だけを単独で刺激したらどうなるか、という研究がありました。 もちろん、これは、糖尿病肥満治療の大型新薬、抗GIP/抗GLP1受容体作動薬、の作用機序を理解する上では、大変、重要な研究でした。 GIPは、濃度が上がると、食欲... 続きをみる