母親につづいて、父親の話をします。 Paternal sperm DNA methylation associated with early signs of autism risk in an autism-enriched cohort. 2019年、アメリカ糖尿病学会での発表でした。 父が... 続きをみる
糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々への新着ブログ記事
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たまたま、自宅に海外からホームステイのため子供さんが来日。どういう理由か、I型糖尿病をもっていて、それで私のもとなら安心かと、相手側のご両親が考えたのかもしれません。 さて、I型糖尿病とは?と彼に、娘が質問したところ、答えは、I型糖尿病は、予防ができない糖尿病、II型糖尿病は、予防ができる糖尿病。... 続きをみる
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なぜ、臨床現場で多忙な医師が、そんなにブログに記事を書いているのですか?そう思われる読者の方が多いかと思います。でも、医師は基本科学者であり、ノーベル賞を目指している同級生もいるからです(慶応大学医学部の同級生の中にも2人は目指しています)。医師としてのモチベーションは受診者の皆さんに、健康になっ... 続きをみる
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Apple Watch 5 のDexcom社の「アプリ」をダウンロードすると、CGM (Continuous Glucose Monitoring ) ができます。もう、フリースタイルリブレだとか、食後高血糖についての議論をしなくてよくなりそうです。これを通信で、オンラインで送ってもらったら、糖尿... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q10 便秘すると太るってほんとうですか A 例えば1週間ほど便秘すると、かなりの量の便が腸内にたまります。便秘が解消して、この便が排泄されれば、当然体重は便の分だけ減ります。 とはいっても、肥満の定義からすると、便がたまったからといって太ったことになりませんし、... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q9 太りやすい体質というのはあるのですか A 太りやすい体質というものはあるようです。Q7でお話しした赤ちゃん時代の増加もそのひとつといえます。また、消化器官が強く、栄養の吸収が人並み以上に良いという体質を親から受け継いでいる人も少なくないでしょう。 さらに、体... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q7 子どものときに太っていた人はやせにくいって、ほんと? A ほんとうです。脂肪組織はたくさんの脂肪細胞からできています。 人の一生を通じて、脂肪細胞の増える時期が、次に示すように3回あると考えられています。①妊娠末期の胎児(妊娠中、母親が必要以上に太ると、胎児... 続きをみる
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q6 親が太っていると遺伝で子どもも太りやすくなるのですか A 肥満の遺伝については、さまざまな学説があります。太った両親の子どもが、太っている場合もときどき見かけられることもあって、一般に肥満は遺伝すると受け止められがちではあります。 しかし、このように親と子の... 続きをみる
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スリムなモデルを通じて、痩身コースという名目でGLP1を販売しはじめる美容系クリニックが増えてくる、そういう時流になってきています。そうなると、本当に本当の医療活動をしている医師は誰?と思う人が増えるのではないかと思います。 以前は、「間違いだらけのダイエット」(保険同人社)という書籍をだしたこと... 続きをみる
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ご兄弟、ご夫婦、知人、友人などに、ご紹介していただく時のための、名刺を作成する予定です。今後、皆様に、注射液と一緒に何個か、同封させていただきますので、ご友人、知人の皆様にも、どうぞ、ご紹介いただきますよう、お願いいたします。
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「 最後のダイエット 」の 連載 Q1 肥満とはどういうことですか A ぜい肉がつくなどというためか、肥満(=太ること)のことを肉がつくことと思っている人がいますが、これはまちがいです。肉ではなく、体に必要以上の脂肪がついた状態なのです。この体脂肪のことを医学的には脂肪組織といい、皮下脂肪がその代... 続きをみる
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オブリーンも、ゼニカル、一般名はオルリスタットも、同じ作用機序を持ちます。主に膵臓から分泌されるリパーゼを阻害することにより、脂質の分解を阻害して腸管からの脂質の吸収を抑制します。そのため、食事に占める脂肪の摂取量が多いと、下痢や脂肪便の発現頻度が高くなります。下痢や脂肪便の発現を抑制するには、食... 続きをみる
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脂質は、膵臓からリパーゼという酵素が分泌され、そのリパーゼが脂質を分解し、小腸粘膜から脂質を吸収させるようになります。脂質過剰摂取をしていると、食事に示る脂質の摂取量が過剰になり、腸管からの脂質の吸収量も増加します。とりすぎた脂質は、体内に貯蓄され体脂肪となるため、肥満の直接的な原因になります。
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肥満症の定義は、肥満症から関係する健康障害を合併する場合をもって、肥満症といいます。肥満はしていても、なんら健康障害を合併していない場合には、単なる肥満であって、肥満症とは呼ばない、そう定義されています。肥満は疾患ではないが、肥満症は疾患である、そう違いを呼べるかもしれません。肥満には、胆嚢癌、子... 続きをみる
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武田薬品が、抗肥満薬である、膵リパーゼ阻害剤(商品名、オブリーン)を発売するタイミングの時に、作成した冊子が手元にのこっていました。とても、素敵な冊子なので、私もこのブログで参考になるので、引用させていただきます。
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2021~2023年版、国民のための名医ランキング に、糖尿病分野で選ばれました。今回はクリニックで1位なのかどうかは書籍が発売されるまでわかりません。そのための、紹介文を320文字以上、336文字 以下で書かなくてはいけません。せっかく、書くのですから、ブログでも、まずはドラフト原稿レベルでご紹... 続きをみる
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昔、昔、「最後のダイエット」という書籍を、主婦の友社から出版したことがあります。 ここには、ダイエットに関係したマンガもあり、さまざまなダイエットを解説したコンテンツがたくさん、あります。その書籍から、ひとつづつ、ダイエットコンテンツを引用し解説していきたい、と思います。 昔から、糖尿病治療には、... 続きをみる
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糖尿病と肥満治療の最新医学について、GLP1関連の製薬企業も、興味深々だそうで、11月20日の講演が迫ってきました。昨日は、その準備で1日、費やしてしまいました。 企業名は明かせませんが、業界の人たちも、このブログは、みんな見てる、読んでます、と言われているので、大手製薬企業の担当者向け、糖尿病専... 続きをみる
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国際学会にも参加してきて、世界事情も十分に理解してきたつもりですし、口約束ではありますが、ノボノルディスク社の本音も理解しえたので国際標準ガイドラインを基準に、臨床を定めきました。そのガイドラインが以下のガイドラインです。 なお、原文にありますように、adult (大人)が対象です。思春期は、大人... 続きをみる
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GLP1が、少ない人が肥満になると唱っているサイトがあります。そんな話、聞いたことがありません。むしろ、GLP1が少ない人は、糖尿病になる、という話はあります。糖尿病になって高血糖になれば、痩せてきます。まず、そこが矛盾してます。また、GLP1は膵臓に作用します。ですからインスリンを分泌する作用が... 続きをみる
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米国糖尿病学会、2001−pに興味深い発表がありました。 Thermoneutrality という物質を投与すると大動脈のミトコンドリア活性が変化するとのことです。 特に、高脂肪の食事をさせたラットでは、大動脈のミトコンドリアの呼吸鎖に変化があるという内容でした。筋肉中ではインスリンが作用します... 続きをみる
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BSテレビ朝日の番組収録で、一番、驚かれたのは、サクセンダをお腹に注射したところだったようです。話をしても、解ってもらいにくいので、注射をしてみました。そのシーンが、TVのカメラマンやスタッフ達に、焼き付いたとのことです。 放映まで、どういう編成になるかは見せてもらえないですが、きっとこの漫画のよ... 続きをみる
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国際糖尿病学会(アブダビ、2018)では、アジア人は炭水化物という低カロリー食を中心にしているから長寿であるという説明でした。炭水化物を中心にしているアジア人は、カロリーが低い食事になれているため、太りにくいというのが世界での常識となっています。 たまたま、アブダビで開催されたので中東の料理を体験... 続きをみる
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ジムにいった時、自動販売機にあるのは、通常はポカリスエット。カロリーゼロの、例えば、アクエリアスゼロを置いてくれているジムやプールに行った事はありません。 せっかく、これだけのエネルギーを消費したのに、なぜ、ポカリスエットなの? 何故にカロリーを体内に、いれなくちゃいけないの?と疑問に思わずにはい... 続きをみる
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広告には、業界最安値と表示しておきながら、実際には台湾製のビクトーザが1本5万円。それも、かなり時間がかかって郵送されてくる。夏のシーズンであるのに温度管理もされていないまま。国際便で。 そんな高い金額を請求されました。そこで、他に安くて良心的なクリニックがないか、と思っていたら、先生のクリニック... 続きをみる
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女性で、インスリンの分泌が多い場合、あるいは、食物から経口で入る糖質などの量が多い場合に「反応性低血糖」という現象が起こる場合があります。肥満が多い欧米女性に多いとされていた現象です。 時々、ダイエット外来をしていると、この「反応性低血糖」に対して、GLP1ダイエットは有効ですか?と質問されること... 続きをみる
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糖尿病の先端治療薬、SGLT2阻害剤は、糖尿病治療薬としては、すごく、よい薬剤です。 ただし、baselineのHbA1cが、7%以上でないと効きにくくなります。もともと、HbA1cが7%以上であれば、血糖コントロールも改善し体重も減るという薬剤です。しかし実際、HbA1cが6%台になってくると、... 続きをみる
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『マグノリアの花たち』(マグノリアのはなたち、Steel Magnolias)はロバート・ハーリングの戯曲。アメリカ合衆国南部の小さな町を舞台に、固い絆で結ばれる女性たちの姿を描いた作品です。映画は、1989年。ちょうど、私が「ガリクソン投手のナイスコントロール」という本を出版し、I型糖尿病の患者... 続きをみる
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深夜のテレビ番組を見ていると、ヒアルロン酸、セラミド、美容化粧品、特殊ファウンデーション、という話題ばかり。深夜になるほど健康番組から美容番組になっています。 時々、でてくるのは、一般内科を行っている医師の実情とは無縁の話ばかり。でも、もし美容のことについての医療を行うのであれば、こうした話題にも... 続きをみる
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当院では、2018年12月第2週目より、オンライン診療も含めGLP1ダイエットプラクティス外来が誕生しました。その際、多くの皆様の声をいただきました。その声援にお答えすべく、料金体系を考え発表し現在に至ってます。その基本骨格について、ご説明させていただきます。 1.まず、継続を希望される方には、1... 続きをみる
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「アメリカでは、糖質制限は、当たり前のエビデンスがある。」と、いろんなところでメディアが騒いでいます。でも、ある時、CNNの「StudentNews」をみたら、アメリカの幼稚園でも、過剰な糖質をとらないようにという教育がされているというニュースがありました。Student Newsでは、 Adde... 続きをみる
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GLP1ダイエットの外来を始める準備にいたるまでの経過をお話したいと思います。 GLP1受容体作動薬は、糖尿病の治療薬としては、もう十二分に臨床応用している薬剤です。 製薬メーカーの調査でも、東京都内では、GLP1受容体作動薬を処方しているクリニックとしては、私たちのクリニックが、特に、ビクトーザ... 続きをみる
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すでに、GLP1.comチャンネルというYouTube動画を配信していますが、11月中旬から、内容を大幅に変更していきたいと思います。 GLP1.comチャンネル - YouTube つきましては、これから、様々な実験動画を、手作りで作成してみます。以下の動画は、音声をとり、その上に、CGの顔だけ... 続きをみる
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そのうち、痩せる=美容整形という形に定義をかえて、もしかしたらエステ業界の女性たちが、脱毛したり、脂肪吸引しながら、お話をしている間に、話題提供で、「どうですか?GLP1やってみませんか?」と、声をかけるような時代がくるかもしれません。 スペシャリティは、いずれ、コモディティ化する、とはいいますけ... 続きをみる
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糖尿病療養指導士の臨床検査技師です。今回は、睡眠時無呼吸症候群と肥満の関係についてお話します。 睡眠時無呼吸症候群とは、英語ではSleep Apnea Syndrome(SAS):サスと呼ばれ、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。 10秒以上呼吸が止まってしまう無呼吸が、7時間の睡眠の中で30回... 続きをみる
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2020年の国際糖尿病学会の案内が、もう来ました。 7月2日から4日ですって。 しかも、ポルトガルのリスボンで。さすがに、いけそうにもないです。 国際糖尿病学会WPRは、プサンで、来月12月2-6日です。これも、さすがに、月曜日から木曜日なので、登録はしてきますが、フルにはきけそうもないです。 で... 続きをみる
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GLP1の時代は、GLP1単独治療から、他のホルモン(GIP, Glucagonなど)の配合した、ふたりっこの時代になりそうです。次の時代のキーワードは、dual incretin receptor activationですが、それを、一言で表現すると、「ツインクレチン」の時代になるかもしれません... 続きをみる
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経口GLP1製剤、今であれば、経口セマグルチドについて、このブログで解説したら、はやとちりして、私たちが扱っているかのように話題にされておられる方がいました。 このブログです。 まだ、経口セマグルチド、経口GLP1製剤は、第3相臨床試験の結果が発表されはじめたばかりなので、これから製薬メーカーが、... 続きをみる
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骨密度を測定すると、その人が運動しているのか、どうか、がわかることがあります。特に、外を歩く習慣があって、それで血糖コントロールや体重管理をされている患者さんの場合には、運動が多いのか、少ないのかは、骨密度に反映されて知ることができます。 こういうちょっとしたアイディアですが、臨床をしているから、... 続きをみる
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最近、youTubeなどでの、GLP1ダイエットのコンテンツが増えたことで、ビクトーザを注射している人たちは、かえって、糖尿病があることで、安く入手できるので、よかったとすら、思ってくれている様子。その分、糖尿病外来でも、ビクトーザは処方しやすくなっています。特に、1日1.8mgは人気ですね。 こ... 続きをみる
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私の外来に通院している糖尿病患者さんの中でもこのブログを読んで、GLP-1受容体作動薬治療を希望される方が急増してきました。 これまでは、「痩せる」という説明をしなかったわけではないのですが、飲み薬では、血糖がさがらないし、どうせ注射なら、「痩せる注射」が手っ取り早いという発想をされる患者さんたち... 続きをみる
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日本で、糖質制限ブームとなった、あの陳腐な理論ではなく、 追加糖質制限、added sugar restriction, を、世界で最初か、おそらく、日本で最初に発表し数十万部のベストセラーをだしたのは私の業績でした。それも昔のことでした。1990年。 この本は、出版してから筆者の私が書店で購入で... 続きをみる
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当院では、GLP1治療と、オルリスタット治療(商品名:ゼニカル)との併用をお勧めしています。比較サイトにもあるように、それを行っているのは、当院だけのようです。では、その2剤を併用するダイエットのメリットを以下にまとめてみます。 なお、卸業者に問い合わせたところ、今、日本ではゼニカルはとても人気で... 続きをみる
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ダイエットのノウハウを知るのに、なにかしら、スピードラーニング講座が創れないか、て考えてみました。 サンプル動画がこれです。以前に制作したスライドを加工したものですので内容は古いです。あくまでサンプルであり、糖質制限ブームの絶頂だった頃に制作したものです。 声をいれると、それは、それで手間がかかる... 続きをみる
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日本にいる、糖尿病専門医でも、この経口セマグルティドについては、詳しくはしらないはずです。 GLP1を専門としている糖尿病専門医の医師しか、知らない内容です。リスボンの学会から、もう2年もたつので一般公開してみます。(もちろん、医師向けの内容なので、かなり詳しい内容になります。) この内容は、とて... 続きをみる
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GLP1,セマグルティドの胃から吸収 セマグルティドは、GLP1受容体作動薬です。既に海外では発売されている新GLP1製剤ですが、注射製剤ですら「抗肥満治療薬」としての承認はおりていません。つまり、元々は、GLP1注射薬です。一部の美容外科は、あたかも新GLP1製剤、つまりセマグルチド、商品名、オ... 続きをみる
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GLP1ダイエットとしての医療サービスとしては、当院で提供させていただいているサービスが、日本でコスパ抜群だと思います。 その理由は、通常、私たちは保険診療がメインの医療施設であるからです。よって鈴木院長が、時間があいた時、身体があいた時のみに、このGLP1ダイエット外来を「自由診療」で行っている... 続きをみる
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前回のブログ内容の補足です。まだ動物実験レベルです。 グルカゴン受容体作動薬の作用機序には、明らかに、白色脂肪細胞の褐色化が関与している事が確かめられています。先の論文発表にありました。 ちなみに、褐色脂肪細胞と、白色脂肪細胞との違いは、以下のサイトから部分引用させていただきました。 (以下、部分... 続きをみる
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食欲関係なく、痩せるホルモン。Glucagon Analogue
GLP1ダイエットは、食欲ホルモン(Appetite hormone)であるGLP1を、生理的濃度の8倍から10倍以上に保持することで、食欲を低下させ、ダイエットにつながるホルモンです。リラグルチド、セマグルチドなどは、食欲低下を介して体重を減少させます。 ところが動物実験レベルでは、食欲に依存... 続きをみる
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2型糖尿病と診断されて、かつ、何も内服薬も服薬していないで、かつ、過去にGLP-1受容体作動薬の治療をうけておらず(つまり薬物治療をされてない方で)、 BMIが、25を超える状態を放置している方、 それでいながら、なかなか、HbA1cが7% 以下になっていない方、 どなたかおりませんでしょうか? ... 続きをみる
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昨年の12月からブログを書き始めました。ざっくり今年の1月から10月まで、約10ヶ月間でみると、いつも毎月1000PVを超えて、読者の皆様に読んでいただいています。 なぜ、私がこうやって情報公開を積極的に行うかというと、こうしておいたほうが、私の考え方や、思考のスタンス、サイエンスレベル、臨床上で... 続きをみる
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天災が多かった2019年。天災の被害にあわれた方には、申し訳ありませんが、事実なので、書きます。先に謝罪をしておきます。 その上で、、 天災が起こると、そこに、ボランティア活動にいくと、筋肉痛になるくらい体を動かすそうです。それで、血糖値がさがり、体重が落ちます。 ですから、天災が起こったら、時間... 続きをみる
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Apple Watch 5には、やっぱり血糖値を測定する機能が搭載されていませんでした。残念です。非侵襲的血糖測定器は、かねてからの、糖尿病専門医としては夢でした。実際に研究もしてました。それが、とうとう実現、になったか、と思い期待していました。 実は、その理由は、私が昔、ソニーにいた時に、実際の... 続きをみる
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国際糖尿病学会2019のハイライトも、やっぱりトップが、「抗肥満薬」でした。正確にいうと、「抗糖尿病、抗肥満治療薬」です。こうなると世界レベルでは、糖尿病専門医が、ダイエット分野に総動員になる日も遠くはないかもしれません。もちろんナースも。ダイエットナースになるのは、当然という日がくるかもしれない... 続きをみる
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10月30日は「食品ロス削減の日」です(法第9条)。ということで、以前のブログを再度、掲載します。たまには、うってつけの日にあった話題を、ご提供します。 [食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト | 消費者庁 ====== again ================= 外食コ... 続きをみる
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遠隔医療は、ずいぶん歴史が長くあったようです。日本遠隔医療学会なるものがありました。古くは遠隔医療は、離島医療などのためにスタートしたもののようです。そして、従来は保険診療の領域でばかり議論されてきました。 ところが、GLP1ダイエットのような、自由診療の分野では、誰も、発表していないみたいです。... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019年)では、セマグルチドというGLP1製剤の経口製剤についての報告がなされていました。それが、実は、無料でネットで見ることができます。 以下をクリックすると、誰でもが見ることができます。 Virtual Meeting | EASD https://www.ea... 続きをみる
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最近、比較サイトに引用されるようになりました。 こんな感じで。この中で、Googleに広告をおもいきりだしていないのは、私たちのサイトだけみたいです。他のクリニックは、Google広告で集客してます。だから費用が高いのでしょう。広告宣伝費にお金をかけているからでしょう。おそらく。 一番、下段ですね... 続きをみる
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糖尿病の薬として、ビクトーザを処方していても、かりに、1.8mgでも、なかなか、体重が落ちません。先のブログの記事で説明したとおりです。 体重が落ちるのを、高血糖が邪魔しているような感じです。 GLP1は、ともかく、インスリンを分泌して、血糖値をさげる薬剤です。ですから、膵臓に対して、効果があれば... 続きをみる
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糖尿病治療が巧みになると、外来にはHbA1cが良好な患者さんだらけになります。 そうなると、糖尿病合併症の予防より肥満治療のほうが優先される時代になりました。 特に、HbA1cが6%台が、ざらにいる糖尿病外来になると、将来、糖尿病の合併症を心配しなくてはいけない患者さんは、急速に減少していきます。... 続きをみる
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米国軍は、シリアでの戦争で、クルド人を地上戦闘員として利用し、ISと戦わせていた。そのISが沈静化したら、シリアから撤退するという。クルド人からみたら、米国は自国に有利になる事しかやらない国と写っているようです。(昨日のTVのニュースから)。 もし、これを医療の世界で、米国の都合の良いようにできる... 続きをみる
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私が糖尿病を専門として、沢山の糖尿病患者さんの診察を体験したのは、東京都済生会中央病院でした。ところが、厚労省は、病院の再編成を進めてきています。そのリストの中の病院に名前がありました。 424病院は「再編検討を」 厚労省、全国のリスト公表 :日本経済新聞 https://www.nikkei.... 続きをみる
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GLP1治療は本来、糖尿病治療の薬剤です。ですから、糖尿病において、血糖コントロールに寄与するだけでなく、糖尿病においても体重減少をもたらし、それによって糖尿病の合併症を取り除くというのは、糖尿病専門医なら、誰もが望む治療になるわけです。 そのGLP1治療の本来の姿を、検討した研究がThe SCA... 続きをみる
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あくまで糖尿病治療薬として、ミグリトール(商品名;セイブル)は、DPP4阻害剤との併用によって、GLP1をあげることができます。セイブルとDPP4阻害剤のスイニーは同じ三和化学研究所が販売しているため、両者を組み合わせた試験がありますから、ご紹介します。 右図のように、DPP4阻害剤だけで、GLP... 続きをみる
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GLP1受容体作動薬、つまり、GLP1の注射製剤なら、何でも痩せると思い込んでいる医師もいれば、そう説得されてしまう患者さんも多いようです。それによって無駄な時間や、無駄な支出をさせられてしまった、というお問い合わせが多くあります。これを、トルリシティ被害と呼んでおきます。 このブログでは何度も、... 続きをみる
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睡眠不足は肥満の原因になります。 それに対して、通常の睡眠薬を服用することは、ダイエットに、なんら影響がありません。むしろ、望ましいことのほうが多いです。夜中にお腹がすいて目がさめるなら、長時間作用型の睡眠薬がいいと思います。また、 もし、メラトニンがよい、とか、メラトニンのサプリを売りつける医師... 続きをみる
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Newsweek 57 2019・10・29日号からの引用です。雑誌の写真、、、すみません、、無断引用してしまいます。でも、アメリカの医療費がいかに高いかを示している写真だと思うので、写真をお借りしました。ぜひ、NewsWeek 57、雑誌ですが、10月29日号ですので、1冊、ご購入されて読まれて... 続きをみる
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Big Pharma、Big Costs、USAー>料金体系の根拠。
Newsweek 57 2019・10・29日号からの引用です。 なんと、アメリカでは、薬代が高すぎるために、ある時点で処方薬の服用をやめた人が10人に3人もいるとのことです。 カナダにおけるインスリンの価格は、アメリカの10分の1だそうです。 オーストラリアにおけるHIV感染予防薬ツルバダの1か... 続きをみる
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日本で、リラグルチドを、抗肥満治療として、しかも、商品名、サクセンダを、最初にクリニックとして処方しはじめたのは、私たちのクリニックが最初のようです。 これからも、いろいろ、当院の真似をしてくるクリニックができるでしょうが、よく考えると、はじめから、サクセンダを中心に、プロトコールを組み立て、世界... 続きをみる
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アメリカの実態ですが、この図のようになっています。なんと、オフラベルの薬(抗肥満薬としては、承認されていない薬剤、メトフォルミン)がトップです。 他にも、内服薬がつづき、サクセンダは、5番目です。 メトフォルミンは、糖尿病の発症予防にも、なることが知られている薬剤です。日本でも、処方は簡単。糖尿病... 続きをみる
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2016年の発行依頼、名医ランキングという、おそらくベストセラー書籍に、 4年連続、掲載させていただいています。これは、糖尿病専門医たち、つまり、およそ1000人以上の糖尿病専門医から、まず、300人を選び、次に、それを30人に絞り込み、医師が他の医師を名医かどうかという選択肢に答えて、他の医師が... 続きをみる
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今日は、BS朝日のTVの収録が終えて帰宅しました。ちょっと疲れましたが、放映は12月14日、BS朝日、朝7時55分からだそうです。 テレビ朝日系なので、その後、六本木ヒルズの中を歩いていると、ドクターX。が、また放送が始まるそうです。10月17日から。 大門未知子の外科医姿をみて、外科医は、やっぱ... 続きをみる
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ノボ社の講演会からライブ。癖なので、学会場からリポートします。 ビクトーザ0.9mgで血糖コントロールがうまくつかない場合に切り替えをしたら、 トレシーバと、ビクトーザとの配合剤です。結果は、 体重の差は、+0.3kg、日本人では太るそうです。 HbA1cは低下します。以上です。ただ、2回注射にし... 続きをみる
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なに、話をしましょうか・・あと3時間後なので、最終原稿をまとめています。 案はこんな感じです。 ======================= 世界は、抗肥満治療としての、GLP1ダイエットが主流になっていて、その中心は日本とは異なり、糖尿病専門医が中心。国際糖尿病学会では、糖尿病がDiabete... 続きをみる
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収録の前日ですが、なんと、GLP1ダイエットと、糖尿病治療の未来、について、自由に語ってください、と依頼されています。 ディレクターからは、他のクリニックを非難するような表現は避けましょう、という提言がありました。なので、その憂さを、今夜のブログで書いてます。笑。 でも、こう言おうかなと思ってます... 続きをみる
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もともと、お酒は飲みません、という女性の方ほど、GLP1ダイエットは成功しやすいようです。目標体重に到達した患者さんたちの多くはお酒は飲んでおらないようでした。それに、、GLP1ダイエットをしていると、お酒の量が減ったと、話される方も多くおられます。おつまみを食べたいから、お酒をのむ方の場合です。... 続きをみる
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昨日、フランスのPoxel社から、わざわざ、Julie Dubourg M.D.が訪問してくれました。お目当ては、ミトコンドリア改善薬である、イメグルミン、についてです。 まず、日本において、糖尿病患者さん向けに、発売を予定しているとのことです。(私の専門が、ミトコンドリア糖尿病であることは以前の... 続きをみる
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糖尿病治療薬として定められている価格を調べました。 ビクトーザは、18mg、1本で、1044ドル。 サクセンダは、不明。糖尿病の治療薬ではないので。 ============================= トルリシティは、1.5mgでは、1本、10万円弱い。 今の日本の1本だと、5万円くらい。... 続きをみる
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2006年から当院では、65件の新薬開発のための治験にたづさわってきました。ですから、新薬がどういうプロセスを経て、世の中に広まるのか、を、14年以上も、長く経過観察してきたという歴史があります。 65件の中の、多くはすでに発売されている糖尿病関連、あるいは、抗肥満関連の薬剤ばかりです。ですから開... 続きをみる
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先生、そろそろ太らしてください、とマジ言われました。 びっくり、、です。 ともかく、タンパク質を食べて、筋肉をつけて、ください。食事のエネルギー量は気にしないで。。とっさに出たのが、そういう言葉でした。医師としての理論的根拠は何もありません。 そういう時代が来ます。将来。 なので、肥満はコンプレッ... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」の解説のつづき、「GLP1」をお話しします。 GLP1とは、Glucagon-Like Peptide-1の略です。 グルカゴンと似たような構造をもつ ペプチドという化合物という意味です。 「GLP1受容体作動薬」とは、もともと糖尿病の治療薬で... 続きをみる
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名医に聞きたい! ヘルシーライフのすすめ というBS朝日テレビの毎週土曜日、午前7時55分から8時の番組があります。 その取材があるのですが、GLP1ダイエットについては、話をしようかな、と思ってます。あくまで自由診療の時間帯で、という話であれば、おかしくないかと。 ローカル番組ではなく、全国放... 続きをみる
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GLP1が、発売されたのは、バイエッタが最初で、2番手が、ビクトーザです。ですから、当初は、インスリンとの比較対照は、インスリン vs バイエッタ という研究で行われていました。その時に、インパクトがあったのが、この図です。インスリンは体重が増えるが、バイエッタに切り替えると、体重は落ちます。交互... 続きをみる
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欧州糖尿病学会、2018年では、サクセンダだけのセッション講演がありました。その内容を見てきましたが、写真撮影は禁止ではなかったので、掲載してみます。最近の学会発表は、availableと、not availableの講演があり、特に未発表でなければ、availableと考えていいようです。 まず... 続きをみる
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海外では、抗肥満薬を販売する製薬メーカー、そのものが、コールセンター業を代行したり、関連アプリを渡したりしています。日本のように、ダイエットアプリが、何かしてくれるという発想はなく、薬物を中心にした考え方で、ダイエットをサポートします。 ノボノルディスク社の社長の話では、こういうサービスを日本人が... 続きをみる
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糖尿病がある場合、糖尿病がない場合も含め、以下の3つの論文を中心に、それを日本人向けの投薬用量に調節したのが、鈴木式GLP1ダイエット(商標申請済み)、です。 どちらかというと安全性を中心に考案しました。消費エネルギーを増やす運動は必要ですし、食事制限は1日のカロリー数を考えば、何を食べていけない... 続きをみる
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大学1年生の娘がいます。娘に、GLP1.comの、英文翻訳を依頼し作成中です。だって、サクセンダを注射したい在留外国人はたくさんいるはずですから。 そしたら、「専門用語、わからないんだけど、何で調べるの?」と質問されました。そっか、医学用語は専門用語でした。普通の人は調べられないんでした。と、はた... 続きをみる
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Dual Agonist & Mitochondria がありました!
GLP1ダイエットをコモディティ化しないためには、糖尿病専門医しかついていけないレベルにまで、この治療の専門性を高くするしかないのかも。 今は、手持ちとしては、 GIP/GLP1受容体作動薬 Glucagon/GLP1受容体作動薬 GIP/Glucagon/GLP1受容体作動薬 経口GLP1受容体... 続きをみる
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台風が過ぎ、2連休の始まり、ようやく、みなさん、お時間がたっぷりあるかと思います。こういう時には、原点回帰で、サクセンダを利用した抗肥満治療について、本来の海外の一流医学雑誌の臨床成績をもとに治療法を読んでいただこうと思います。主要論文(N Eng J Med、2015からの引用改変。)の要約を、... 続きをみる
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内科医、糖尿病専門医ですから、本業は、もちろん、糖尿病外来、です。それに、一般内科、ドックなど。これらが本業です。そこには絶対の自信があります。 たまたま、本業の守備範囲の中に、「血糖が良くなると、太りやすくなる。それにより、血糖コントロールができる医師は、肥満についても、治療が必要になった。だか... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)での、賞の中でも、今年は極めてGLP1とGLP2の研究に対する貢献をした研究者を評価する傾向が強い年でした。その中でも、際立った業績が、ドラッカー博士の話でした。なので、少しGLP2について解説してみます。 そもそも、 GLPは、GLP-1と記載したり、する場... 続きをみる
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糖尿病療養指導士ナースKです。 今回は「インクレチン」と「GLP1」という用語の意味や、違いがわかりにくいというお声がありましたので、解説します。 インクレチンは糖尿病研究と治療において注目されてきた物質です。 食後に血糖値が上昇したときに、腸からある物質が血液中に分泌されます。 これが、すい臓β... 続きをみる
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欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)で、こんな学会発表があったことを思い出しました。え、こんなこと、学会で発表するんだ、日本ではありえない!という内容。発信元はポーランドの学者。 Physical activity pretects woman with type 1 diabetes agai... 続きをみる
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糖尿病療養指導士の臨床検査技師です。今回は、肥満による心筋梗塞などのリスクについてお話をさせて頂きます。 心筋梗塞や狭心症(冠動脈性心疾患)とは、心臓に血液を送る冠動脈の内側が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、心臓に障害が起きてしまう病気のことです。 ●冠動脈性心疾患発症リスク 男性でBMI≧... 続きをみる
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最近、特に、キャンペーン募集してますか?という問い合わせがきています ある女性は、とある美容外科医から、こう、もちかけれらたといいます。 最近、ネットで、GLP1ダイエットで流行しているみたいだけど、よく知らない。だからちょっと、体験モニターで、やってみてくれない? 安くするから。 という事で、体... 続きをみる
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子供が2人、います。なので、これまで書籍を作った時の医学書の表紙を利用して、2つの悪戯(イタズラ)をしかけました。 1つ目の、悪戯は、小学生の娘が、「一生に1回でいいから書籍のカバーガールになりたい」という夢を叶えました。下図左の写真の書籍は、真面目に、シタグリプチン(DPP4阻害剤)が発売と同時... 続きをみる
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実際、私と外来対面診察で、あった患者さんが、イメージと違う!、と言われることがよくあります。 体型は、もっと太ってましたとか。 年齢については、、、、●●●、、だとか。。 ただ、医大の元大学教授だったというイメージが先行しているのでしょうか?なんか、怖いイメージが先行してしまっているようです。言わ... 続きをみる
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12月2日から6日まで、韓国で国際糖尿病学会があり、そのプログラムをみました。WPR(western pacific region) といって、国際糖尿病学会の中でも、アジアパシフィック領域に特化した国際学会です。 そのプログラムでは、肥満のセッションが、1個しかありませんでした。 これが、いかに... 続きをみる