親が太っていると遺伝で子どもも太りやすくなるのですか
「 最後のダイエット 」の 連載
Q6 親が太っていると遺伝で子どもも太りやすくなるのですか
A 肥満の遺伝については、さまざまな学説があります。太った両親の子どもが、太っている場合もときどき見かけられることもあって、一般に肥満は遺伝すると受け止められがちではあります。
しかし、このように親と子の肥満の相関関係が高いのは、食生活のパターンや嗜好傾向、生活習慣が子どもに影響を与えているからだとも考えられます。
一つ屋根の下で暮らすなら、食生活も当然似通ってきます。体脂肪のもとになるエネルギーたっぷりの食事、間食が多く、なんでも好きなものを好きなだけ食べてよしの環境、そのうえ外にでるより家でじっと過ごすのが好きとなれば、親子で、あるいは家族そろって肥満でも、ちっともおかしくはありません。太る素質をぐんぐん伸ばしているわけです。
出典 最後のダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行