日本肥満学会の理事
肥満学会の理事を見れば、肥満治療の専門医は、糖尿病専門医だという事が解るはずです。大半が糖尿病専門医です。つまりダイエットの専門医は、糖尿病専門医です。でも、肥満治療のための薬剤としてのGLP1は、美容外科医達が、自由に売買してます。
美容外科医達は、本来の「減量治療」ー>そく「ダイエット」ーー>そく「美容整形医療」、というイメージに、置き換えようと必死です。ーー>なら「高額医療が当然」という世界を作ろうとしているようです。
もし糖尿病専門医が肥満治療の正当性を主張すれば、日本でも保険診療で肥満を治せる日がくるかもしれません。多くの人が助けられ、多くの肥満関連疾患が改善し、医療費の削減に繋がります。糖尿病専門医たちが、そういう俯瞰した立場で、どうどうと厚労省と交渉し、厚労省もそう考えてくれればいいのです。世界レベルとは、ずいぶんかけ離れた認識をもつ国が日本です。
小泉内閣の時に、「メタボ検診」を始める大きな動機は、「増える糖尿病人口を減らす事」でした。それが政府の公約として、「メタボ検診」が始まったのです。今、GLP1で、糖尿病人口を減らせる医療ができたのですから、メタボ検診に割いているための負担を減らし、もしくは終わらせ、それを、糖尿病発症予防医療としてのGLP1ダイエットを保険診療扱いとして、国庫財政へと回してくれば、そのほうが国民のメリットは大きい、と思います。