糖尿病外来では、なかなかダイエットができない。
糖尿病の薬として、ビクトーザを処方していても、かりに、1.8mgでも、なかなか、体重が落ちません。先のブログの記事で説明したとおりです。
体重が落ちるのを、高血糖が邪魔しているような感じです。
GLP1は、ともかく、インスリンを分泌して、血糖値をさげる薬剤です。ですから、膵臓に対して、効果があればあるほど、インスリンが分泌され、そのインスリンは脂肪分解を停めます。ですから、糖尿病では、やせにくいわけです。
糖尿病でビクトーザを処方していると、とんでもなく、安い金額になりますが、こと、ダイエット、減量目的と考えた場合には、糖尿病があるほど、やせにくく、なかなか、その両方をうまくコントロールするのは難しいですね。
そういう理屈をしっているほうが、GLP1を、ただの、痩せホルモン、と呼んでいる医師たちより、信用が高くないのでしょうか?
困りました。早く、Dual Incretin Agonistが登場するのを待つしかありません。糖尿病でもダイエットできる薬ですから、一般なら、なおさらでしょう。