糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

カナグル、で痩せるは100%「嘘」。体重は増えます!

商品名:カナグル(一般名:カナグリフロジン)は、SGLT2阻害剤という糖尿病治療薬です。尿にブドウ糖を排泄し、1日100グラムのブドウ糖を排泄するため、エネルギーは負の状態となり、糖尿病では、痩せやすい薬とされています。


類似のSGLT2阻害剤には、フォシーガ、フセフィ、デベルザ、ジャディアンス、スーグラなどがあります。この中でも、海外の臨床試験で、特に、糖尿病患者で、HbA1cが8%を超えた患者に、カナグリフロジン(商品名:カナグル)を、300mg投与した時には、4,5kg、痩せたという報告がなされています。


ですが、よーく考えてください。これは、HbA1cが8%以上という、血液中に、ブドウ糖がありあまっていう状態の人が、いっきに尿の中に糖を排泄した場合には、という条件がついているわけなのです。


そして、こういう場合、糖尿病ではケトン体がでてきますから、一次的に、エネルギーが負になり、ケトン体のせいで、お腹もすかなくなる時がありますが、それは、一次的とされています。


では、糖尿病において、SGLT2阻害剤(カナグル、フォシーガ、フセフィ、デベルザ、ジャディアンス、スーグラら)が、体重が減るとされている条件は、なんでしょうか?
それは、HbA1cが7%以上あること、なのです。


つまり、HbA1cが正常の状態(HbA1cが6.5%未満)であれば、このSGLT2阻害剤は、ただただ無駄に尿に糖を排泄し、それがきっかけで、お腹がすき、空腹感が増幅し、体重が増えてしまいやすい薬剤なのです。私の外来の経験では、7kgから10kgくらい体重が増えてしまった患者さんもいたくらいです。


つまり「カナグル」を含め、SGLT2阻害剤を、抗肥満治療薬としている諸外国の臨床医はおりません。明確に、もし、「カナグル」を処方している美容系クリニックがあるとしたら、その医師は、代謝の事をまったく理解しておらず、臨床経験のきわめて乏しい美容系医師であると、断言できます。


ネットサーフィンをしていると、あちらこちらに、そういう「嘘」を平気で記載して、美容ビジネスをしている医師達(鬼医師?)をみかけます。そして世の中には、なんて、そんな「嘘」に簡単に騙される人たちが多いのか、とため息をつくしかありません。

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