糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

ED治療薬、持っているだけでは無理。

糖尿病外来では、糖尿病神経障害の合併症として、ED(勃起不全)の患者さんを多く診察します。当然、バイアグラ、シアリス、レビトラを処方する機会も多く、糖尿病合併症の治療法として、れっきとした正統派の治療法です。


ところが、ある時、患者さんからクレームが来ました。


バイアグラを持っているだけで、全然、セックスができるチャンスが増えない


そういう愁訴でした。


通常、ED治療薬は、セックスができる環境にある時に、男性のED状態を改善するために服薬する治療法で用いられる薬剤です。
ですから、そういう環境に自分をおかないかぎり、ED治療薬は効果がでません、と、ご説明しました。


同じ事が、GLP1ダイエットの治療でも言えます。


全く運動は必要なし、と唱っているサイトもあるようですが、それでは、ダイエットは成功しません。それは嘘です。あくまで、


食事療法と運動療法を行っていて、その上に、GLP1治療をかぶせることにより、食事制限が容易になり、運動してもお腹が空かなくなり、より、食事療法と運動療法を自然に守りやすくなる、よりダイエット治療が効きやすくなる、というのが原則の治療法です。


食事の摂取量としては、約3分の1くらいの摂取量で事足りるようになります。
運動してもお腹がすかないし、しだいに、身体も軽くなるので、運動するのが苦ではなくなります。運動嫌いな方がしだいに運動が好きになります。


原則として、食事療法と運動療法を手助けする治療法が、GLP1ダイエット、であり、全く、その努力をしないで、体重が減るわけではありません。


特に、暴飲暴食をしている生活、食欲がですぎて過食が止まらない生活、そうした環境にある場合には、GLP1治療を始めると、効果がすぐに現れます。がしかし、GLP1を注射しただけで、そういう環境が創れるかというと、そこには個人差があります。どんなに食欲を抑えようとしても、周辺環境がそれを許してもらえないような場合には、なかなか、成功しにくいのが、このダイエット法です。


ですから、ED治療薬と同じく、GLP1ダイエットの治療、具体的にはサクセンダを、たとえ1日3.0mgを注射していたとしても、食事療法と運動療法は、従来通り、継続する必要があります。


つまり


GLP1を注射しただけで、ダイエットができる


とは限りません。こうした治療の考え方を、アヂュバントテラピー(補充療法、英語では、Adjuvant therapy )と言います。


こうしたダイエットと対照的なのが、シーズン1、でも、ご紹介した甲状腺機能亢進症などで痩せる場合です。甲状腺薬を服薬すると、基礎代謝が異常に高まり、服薬しているだけで、見事にやせてきます。食事も過食になるのですが、それでも、バセドー氏病があると、痩せてきます。こうしたケースと、GLP1ダイエットで痩せる場合とは、根本的に考え方が異なるというわけです。よって、


GLP1ダイエットは、あくまで、補充療法である、


という原理原則を忘れないようにしていただきたいと思います。


食事療法が、極端に守りやすくなる、食べたらすぐにお腹がいっぱいになる、食欲が低下し、間食をしたくなる自分がなくなる、


そういう状態を後押しする治療法が、GLP1ダイエット治療法です。

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