寒い時期に痩せやすい理由は?
暑い時期より、寒い時期のほうが、ダイエットは成功しやすいのは、知られています。
コロナ禍の緊急事態で自宅にいる事が多いかもしれません。しかし、多少は寒い時間があったほうがよい理由があります。痩せやすいからです。
基本的知識として、脂肪組織には、エネルギーを貯蔵する白色脂肪細胞と、熱産生により体温を保つベージュ脂肪細胞があることは覚えておいてください。
ベージュ脂肪細胞は、常温では白色脂肪細胞であるが、寒冷暴露により褐色化し熱産生を行う機能を持つようになる細胞であります。
ですから、その活性化は抗肥満かつ抗糖尿病作用があることから注目されています。
要するに、「寒冷暴露」は、その意味では、大事な刺激なのです。
寒冷な状態ではエネルギーを燃やして体温を維持するため、皮下の白色脂肪の性質が変化したベージュ細胞が出現すること、それが、寒い時期に痩せやすいという仕組みになります。
ベージュ化が促進されると基礎代謝が高まり、太りにくくなります。かつ、2型糖尿病予防効果が期待できます。つまり、太らず糖尿病の予防になる事が知られているわけです。
水風呂にはいったり、冷水を浴びて、凍えて、震えて、アドレナリンがでると、アドレナリンは筋肉を震わせます。だから、それだけで、運動にもなり、かつ脂肪細胞からもエネルギーが放出されるので、それも、痩せやすい理由になります。