40歳以下、BMIが低めのほうが痩せやすい?
タイトルの事象を証明したGLP1製剤が発売されるかもしれません。
その薬の名前は、Efpeglunatideです。1週間に1回製剤ですが、オゼンピックではありません。しかも、2週間に1回製剤ですから、もっと、楽ちんになります。
結論から話すと、「サクセンダ」の臨床試験と同じ対象で、行っています。しかも、より若い年代を対象にして。40歳代が中心。かつ女性は半分。注目するのは、BMIと腹囲だけ、という研究です。
もちろん、糖尿病の患者さんが除外されているのです。シンプルに、「抗肥満作用」だけを期待したスタディでした。
Balance205のサブ解析となります。
注目すべきは、このエフペは、2週間に1回の注射、でいいという点です。2週間に1回、注射するだけで、ウエストが減って、BMIが落ちるか? ただそれだけを観察した臨床研究でした。
完全に、1週間に1回のセマグルタイドを意識してます。
こういう試験の原則は、今の食事から、500kcalを減らす事と、運動を増やす、身体的活動を増やすことが、大条件になっていますので、食事制限と運動療法は必須です。
よって「運動療法は不要」と記載している美容系クリニックの話は無視してください。
結論をいうと、
年齢は40歳以下のほうがやせやすい
腹囲は少ないほうがやせやすい
BMIも、やや低めのほうがやせやすい。
という内容で、まるで、30歳代の若い女性をターゲットにしたような結論でした。
つまり、建前は「抗肥満作用」ですが、実際には、若い女性のダイエット向き、ということの結論に至るようです。