5人のうち、ひとり、怠けている人がいたら。
先の記事の追伸です。
5人の匿名の患者さん同士が、お互いを励ますアプリとありますが、もし、その中に、ひとり、怠けている人がいたら、そして、その怠けていても、結果は、とても良い、という結果が人がいたら、、、それは、危険です。
アルコールを飲んでいたほうが調子がよい。HbA1cがさがった。
という患者さんの会話は、日常茶飯事です。
そして、もし、その中にダイエット専用の隠れインフルエンサーがいたら、どうなるでしょう。なにか、特定のダイエット商品を利用して、あたかも、それで、ダイエットができた、と吹聴するかもしれません。
いずれにしても、医療関係者でない人が、匿名で、お互いを、励ますふりをして、その結果、発言した内容に、誰も責任をおわない、というアプリが、医療現場では、拡散するはずがない、、と思います。コロナの時期に、アプリのダウンロードが増えたのは、ただただ、無料で、興味本位に、誰かとつながってみたい、他人のことをのぞき見してみたい、という人が増えただけだったのではないでしょうか?
いずれにしても、5人の中に、ひとり、怠け者がいたら、その人を排除するだけで、大変なコミュニティが形成されてしまい、参加していた他の4名は、大変な時間の無駄をさせられていたに違いありません。
匿名で、一般消費者が、たんなる自分の体験から、疾患治療に対する、意見を交換するということは、それだけ、危険をはらんでいるということは、自覚しておくべきではないか、と考えます。