使えないアプリ。『ゲーミフィケーション』
疾患をもつ人同士、5名が集まって、お互いを励ますことによって、疾患が改善する、特に、糖尿病でその効果が期待できるとのこと。で、アプリがあるようです。
臨床現場を知らない、IT技術者が考えそうなアプリです。ただ、一般的には、臨床では励まされることより、諫められて、こんな事ではいけません。もっと、こういう治療があります。こういう考え方があります。というのが、効果を高める指導や、教育になります。
お互いに「素晴らしいです」と、1回、言われるのはいいでしょうが、毎日、言われたら、どうなるのでしょう。飽きるに決まってます。
ダイエットについては、自分の体重さへ計ってませんという人が多いので、こういうアプリは使えるはずがありません。一般にゲーマーは動くのが嫌いのはず。ならば太ってます。
ただし、コロナ禍の騒動で、ダウンロード数は増えているようです。どうやって、マネタライジングするかは不明です。2020年 経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト」で優秀賞・企業賞を受賞しているとのことですが、よほど、競争相手が少なかったのかもしれません。
以下、一部、引用。
ゲーム(の楽しさ)はそうした行動経済学などを応用したもので、私自身は(ゲームの)プレイヤーとしても作り手としてもその価値を感じていました。これを人生や社会に実装したいと考え、(『ゲーミフィケーション』により習慣化を促す『みんチャレ』を)開発しました」(長坂CEO)
