海外では、沢山の薬が「肥満症」の適応承認薬
Lancet 2016, 387; 1947-56
より、引用しています。
海外では、リラグルチド(サクセンダ)以外に、エクセナチド(商品名:バイエッタ)が、肥満症の適応をとっている、という日本内科医師会での発表がありましたが、それを、聞いて、「本当かな?」と、疑ってしまいました。たしか、エクセナチドは、オフラベルの薬剤のはずです。肥満症治療薬として、国際的に承認を得ているのは、サクセンダだけのはず。日本内科学会の講師ですら、こういう間違いをしているのか、と、ふと思いました。
それはさておき、下図の右には、中枢性薬剤が並んでいます。海外では、かなり多くの「中枢性薬剤」が、抗肥満治療薬として医師、特に糖尿病専門医が処方できているようです。昨年のアメリカ糖尿病学会のレポートでは、それらをブログで、公開させていただきました。