評価し評価される過程で、サービスは磨かれていく
どんなに謙虚な医師で、どんなに優秀な医師であっても、患者さんが喜ばない医師が提供する医療サービスは、淘汰されていくはずです。ニーズがない医療サービス、顧客が望まない医療サービスは淘汰されていくはずです。
例えば、GLP1ダイエットの場合、
お茶は要りません。不要です。
サプリメントは要りません。不要です。
ダイエットコンシェルジェと、やりとりするアプリは要りません。コンシェルジェは、あたりさわりのないことを話するだけです。
特別なビタミン類、ビタミンC、などは要りません。
ですが、こういう「不要な医療サービス」を、たんまりと付加して、高額な料金を課して、宣伝をし、広告費をかけている美容整形外科系クリニックが、複数、あります。
糖尿病専門医の一部にも、科学的根拠のない、ビタミンCを薦める医師がいます。
そういう医療サービスが、評価され、評価しつつ、相互に、そして、少なくとも不要な医療サービスがネガティブ評価されていけば、その過程で、サービス自身が磨かれ、本物のサービスしか残らなくなるはずです。
理屈はそうですが、現実は、そうでもないようです。かなり、詐欺的な手口で、美容整形外科系クリニックに高額な料金を支払い、その後、私たちのクリニックを訪れる方がたが、増えています。
「騙されて、悔しいからダイエットを頑張った。」
そんな理由でダイエットが成功しても、それは本来の薬効を活用したダイエット法ではありません。↓の漫画のような患者さんが、後を絶たないのが不思議です。