糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

スイッチングすると、どうなる?

アメリカ糖尿病学会2020年、の発表です。


954-P — 2020 ADA
GLP-1–Experienced Patients Switching to Once-Weekly Semaglutide in a Real-World Setting (EXPERT Study)


現実社会で、他のGLP1製剤から、オゼンピックに切り替えると、どうなるか?
医学用語でいうと、スイッチングスタディ、と呼ばれる研究になります。
ただし、2型糖尿病がある場合にだけ、の話です。


Results: Patients with valid HbA1c (N=365) and weight (N=480) data had similar baseline characteristics. Both the full 6-month cohorts and subgroups with 12-month data had significant HbA1c and weight reductions (Figure). Significant HbA1c improvement at 6 months was sustained at 12 months, whereas weight loss was more pronounced with longer follow-up. HbA1c and weight changes were independent of previous GLP-1 used (p>0.05 between GLP-1s).


結論だけみると、他のGLP1製剤から、オゼンピックに切り替えたほうが、確かに、HbA1cは下がり、体重も減少するようです。ただし、ここでのリラグルチドは、あくまで、1日量1.8mgのビクトーザからの切り替えです。1日量3.0mgからの切り替えは含まれていません。


Conclusions: Switching to OW semaglutide from another GLP-1 was associated with significant HbA1c and weight reductions in routine clinical practice, independent of previous GLP-1 used.


もし、サクセンダ3.0mgから、オゼンピックに切り替えたら、どうなるのか? 肝心のその質問には、販売元の、ノボノルディスク社も正式回答したくないように、思えます。(ですから、一部の美容整形外科クリニックが発信している、でたらめPR広告の内容は信用しないでください。)


製薬メーカーとしては、もし、その答えがでたら、みずからの首をしめ、市場を小さくしてしまうかもしれないですから。あえて、サクセンダ3.0mg vs オゼンピック1.0mg の、Head to Head 試験は行わないようです。


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