業界最高水準、保険診療にて処方。１か月に1回は通院、２週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬：マウンジャロ（mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

三つ巴作戦で、脂肪肝を治す

2020/07/12 18:16

GLP1と、組み合わせて、FXR　agonist, AC inhibitor との2つの効果を組み合わせると、脂肪肝を治す事ができます。オゼンピック、つまり、セマグルチドの効果として、興味深い発表です。

1810-P — 2020 ADA
Triple Combination Therapy of GLP-1 Receptor Agonist Semaglutide with an FXR Agonist and AC Inhibitor Reverses Nonalcoholic Steatohepatitis (NASH) in Diet-Induced and Biopsy-Confirmed Mice

FXR agonist (cilofexor, CILO; 30 mg/kg) とは
acetyl-CoA carboxylase inhibitor (firsocostat analogue, ACCi; 5 mg/kg, both p.o., q.d.)の、二つが海外の薬剤としては、知られています。この2剤との併用を意味します。

その結果、セマグルチドは、脂肪肝や、そこから起こす肝硬変の予防に、役立つかもしれないのです。脂肪肝は確かに改善しますが、非アルコール性脂肪肝（NASH)に対しての治療法としては、GLP1ダイエットは確かに効果がある治療法である事が分かります。

とうとう「脂肪肝が治る」、という時代に、なりました。

SEMA significantly improved NAS and fibrosis endpoints. While addition of either single agent improved liver fat reduction, triple therapy improved pre-to-post NAS and fibrosis stage relative to SEMA alone in DIO-NASH mice. These data support development of combination approaches for NASH.