正月は現状維持で、精一杯
都内にいるせいか、景気のせいなのか、昨年末から今年にかけての忘年会や宴会の量は、半端ではなかったような様子で、現状維持が精一杯。という患者さんが多いようです。
糖尿病が専門なので、HbA1cの推移で、世の中の傾向が丸見えになっています。特に外食は増えているようで、糖尿病や肥満がある人が自炊をしている人の頻度は、低めです。
血糖値があがるタイプ、体重があがるタイプと、2種類に分かれますが、血糖値があがらないタイプは、糖尿病治療薬がしっかりと効果を示してくれているタイプなのでしょう。
糖尿病外来では、血糖値と体重と、2つのパラメーターがあるので、かりに体重がさがらなくても、血糖値が横ばいであれば、それで、大丈夫です、と言えます。正月は現状維持でOKです、という形で納得していただけます。その点では、ダイエット外来よりは、責任を負うところが少ないかもしれません。
体重の増減しか、パラメーターがない、というダイエット外来のほうが、実際の臨床家としては、難しい、というのが実情です。