謎の、内臓脂肪ダイエット(1)
2019年7月8日号のAERAには、
内臓脂肪ダイエット、薬より効いた
というタイトルの表紙がありました。中を読んでみると、単なる食事制限で、やせて、内臓脂肪を減らせば、身体によいことがある、、それだけの内容。
出生児2500g未満の低出生体重児は、将来、メタボになりやすい、というのも、昔から言われていた話題で。2017年には、9.4%と低出生体重児が増えているので、問題。妊娠前には、痩せすぎないほうがよい、とのこと。特にBMIが18.5未満のやせた女性は、20歳台で22%と、30歳台で13%と、30年前と比較して倍になっているとのことです。
妊娠中に十分を取らないと、子供が少エネ状態になり、脂肪が付きやすくなるとあります。ですから、妊娠前は痩せていても、妊娠したら積極的に栄養をとったほうが、望ましいという結論になるのでしょう。
ダイエット外来をしていると、「出産後に太ってしまって、その後、やせにくくなった」という女性の方が多いのですが、それは、子供さんにとっては、むしろ、よいことなのかもしれません。
ただ、この話題は、「内臓脂肪ダイエット」とは、全く関係ないことです。
