注射器の使い回し、厳禁です。
韓国では、美容外科医師たちの処方が、乱発していて、特に、注射器の使い回し、つまり、針をとりかえただけで、同じ注射器で、別の人に注射をする行為が問題になっているとのことです。
通常、いくら34G(ゲージ)の針とはいえ、針孔に、さした時に、なにかしらの逆流があることは、否定できません。針穴を通じて、他人の皮膚の一部が、注射器の中にもどってしまう可能性もあります。
わかりやすい例でいうと、34Gの針でも、何回か、同じ針を使っていると、注射できなくなることがあります。それは、針穴の中に、皮膚組織の一部が残ってしまうから、なのでしょう。
こうしたこともあってか、韓国でも、サクセンダの注射器の使い回しは、社会問題になっているとのニュースが流れました。
日本においても、同じような、注射器の使い回しをしている医療施設があるようです。
話を聞きにいっただけの受診者に、
【では、試して、注射してみますか?】
と聞いて、試し注射をしている医療施設があると、複数の当院に来られた受診者から、聴きました。
高価な注射1本を、試し打ちに使うはずはありません。ですから、「針さへ取り換えれば、別の他人に、同じ注射器で注射しても大丈夫だろうと、考える、安易な医師がいる医療施設」だと聞いています。
ですから、試しに注射してみますか? と聞かれるような医療施設では、絶対に、治療を受けられることを断られてください。
内科医師では、考えられないことが、「美容」の世界では、起こっていると、受診者の皆さんから、聴かされています。
本当に、GLP1ダイエットが、韓国以外の諸外国のように、きちんとした糖尿病専門医のもとで、使用されるようになる、ことを祈願してます。