ミトコンドリア糖尿病に関係した遺伝子異常
ミトコンドリアの遺伝子に、異常がおこると、糖尿病になりやすかったり、寿命が短くなったりします。
また、ミトコンドリア遺伝子異常は、なぜか日本人に高頻度に認められています。報告が沢山、あります。
私がみつけた遺伝子異常は、3271変異と、3264変異です。
他にも沢山の遺伝子異常が、日本人に多いのです。ですから、イメグルミンが、他の国より、日本人によく効きやすい、効果を示しやすい、というのは、そうした側面が反映されているのかもしれません。
また、ミトコンドリアが障害をうけると、電子伝達系の障害がおこり、酸化ストレスが増えます。ここで、初めてROSという用語がでてきます。
ROSとは、Reactive Oxygen Species:ROS のことです。
参考サイトは 以下にあります。
活性酸素種(Reactive Oxygen Species:ROS)は生体内においてDNA、脂質、蛋白質、酵素などの生体高分子と反応し、その結果脂質過酸化、 DNA変異、蛋白質の変性、酵素の失活をもたらす。酸化ストレスの上昇はこうした分子レベルの生体酸化損傷を増加させ、様々な疾病や 老化亢進につながると考えられている。
もし、ツイミーグ(Imeglimin)が、ROSを減らすとするならば、老化を防止する、という、なんと、ダイエットだけでなく、若返りの薬剤になりえるという理屈になります。