コロナ感染後、−22kg。やつれました。先生。
糖尿病専門医なので、ブログは全てダイエットの事ばかり書くわけではありません。糖尿病外来の出来事も書きます。
とある糖尿病外来患者が、−22kg、痩せました。と診察室に来られました。
「どうしたんですか?そんなに痩せて?」と質問すると、
「失敗しました。コロナ禍に罹患して2週間、意識不明で入院してました。」
という答えです。
東京のコロナ禍新規患者は、現在、400人台。こんなに減っているのに、なぜかかったのですか?と問いただすと、
「きっと焼き鳥屋に食べに行った時に、もらったのかもしれません。他に覚えがなくて」
という回答でした。1か月半前から東京では緊急事態宣言がでているのにもかかわらず、外食しただけで、コロナに罹患するとは。。。
「本当に、宝くじにあたったくらいの稀な確率で、失敗しました。」と患者さんは言います。
身近に、本物のコロナ禍患者さんが増えてきてます。ワクチンが普及してきたとしても、まだまだ油断は禁物です。
呼吸困難を自覚してからは、すぐ意識がなくなり、2週間昏睡状態、目がさめた時には肺炎は治っていたとのこと。その間、生死の境をさまよっていたそうです。
糖尿病や肥満があると、コロナ禍は「悪化しやすい。重症化しやすい。」と言われています。
ですから、今の時期、糖尿病専門医の治療、抗肥満治療は重要なわけです。
2週間、ほとんど何も食べておらず、減った体重は、−22kg。
「本当に、命が助かっただけでも、良かった」とお話しました。
このブログ記事を読まれている読者の方は、本当に、1秒でも素早くコロナワクチンをうってください。