なつかしの抗肥満薬:リモナバン by サノフィ
私が、世界GLP1サミットに招待されたのは、もちろんGLP1に精通していて、教科書までかいていたという業績が評価された事からなのでしょう。
その当時、フランスにある最大の製薬メーカー:サノフィ社は、GLP1製剤(現在の、リキスミア)を開発していた事が、私をパリまで招待してくれた最大の理由でした。
ですが、サノフィ社は、中枢性抗肥満薬:リモナバンの発売でも、超有名企業だったのです。
リモナバンは、本当に良い薬でした。今、あれば、
リモナバン+サクセンダ+オルリスタット
この3剤の併用は必須だったと思います。リモナバンの欠点は、「中枢性薬剤としての効きが良すぎる事」でした。
私も治験で●名に投薬しましたが、「食欲は自然に低下して、すごく楽に痩せられました。」と言われる人が9割以上でした。
ですが、1人だけ、こんな事を言いました。
「先生、あんまり食欲がなくなると、人生、つまらないです。つまらなさすぎて、寂しくなります。時々、生きている意味が解らなくなります。」
まじで、そう患者さんに言われた経験があります。