美容系クリニックが、及ぼす弊害
美容外科医クリニックが、ビクトーザを高額な金額で販売することで、糖尿病専門医は、臨床現場で大きな迷惑を被ります。それを説明します。
まず、保険枠で糖尿病患者さん向けに、ビクトーザを処方する時には、ビクトーザは、1日量1.8mgまでが最大量です。1本18mgですから、10日もつはずです。1か月30日と計算すると、3本しか、処方できません。
もし4本、処方して、1本が転売されたら、大変な事件になります。なにせ、美容外科クリニックでの販売価格は、1本5万円です。
このネットにおける転売が、もし起こったら、韓国で、サクセンダが問題になった事態と同じ現象を引き起こし得ます。
もし、糖尿病専門医が臨床で行う時、保険診療枠のルールをしっかり守らなかった場合には、保険診療医としての、ペナルティが課されるようになっています。
だから各糖尿病専門医たちは、よほど注意して処方する事が必要とされます。迂闊な医師が、ほいほいと処方していると、大変な社会問題になりかねません。迂闊に処方すると、処方した医師、あるいは、その施設長が自腹を切ることになります。
日本全国の糖尿病外来の保険診療を行っている医師たちに、本当に迷惑なことを、されてます!。私の意見に共鳴する日本全国にある保険医制度医療施設の院長は多いはずです。