糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

EMFs治療で糖尿病を治す、肥満を治す

最近の論文から興味深い内容を紹介いただきましたので、解説します。


糖尿病は様々な要因で起こりますが、膵臓β細胞の障害が原因である事は、ほぼ事実です。その背景には、活性酸素の増加や、redox balanceという状況が変化する事が原因ではないか、という仮説があります。これらは、ミトコンドリアで調節できる変化です。今回、イメグルミンが、糖尿病治療薬として承認されそうですが、作用機序は不明ですが、こうした異常を改善し、膵臓を健康な状態にもどしてしまう、という機序も考えられます。


この論文は、そうした、元元、ミトコンドリアに欠損しているような機能を、EMFs (electromagnetic fields)、つまり、電磁磁石の原理を利用して、改善せしめ、糖尿病を治す事ができないか、もし、それができれば、非接触の外部からのEMFsの治療だけで、糖尿病を改善させる事ができるだろうという仮説から実験されたものです。


miceを使っているので、いまだ、動物実験です。そこでは、miceは、EMFsの刺激に反応して、血糖値をさげ、食後高血糖を改善したそうです。耐糖能の改善が証明されました。


他にも、酸化ストレスの改善、インスリン抵抗性の改善などを調査した結果を発表しています。


acts as a paramagnetic sensor to initiate or mediate the metabolic effects
Based on prior studies, we hypothesized that O2of sBE. This concept was tested by scavenging O2,systemi-cally using pharmacological molecules and specifically in the
liver via genetic approaches during sBE exposure.


活性酸素が糖尿病の原因かもしれない、、こういう仮説は、ミトコンドリア糖尿病分野では、私が1996年に提唱しているので、新しいものではありません。


この研究の限界(Limitation)


Further, a dose response of each component of sBE and its timing may need to be optimized. Also, while we demonstrate that mitochondrial superoxide in the liver mediates the therapeutic effects of sBE, it is possible that other forms of ROS play an important role. Future studies should seek to identify additional key players in this effect.
==> こんなの専門家の間では、常識です。まして、ミトコンドリア糖尿病がそれを証明してます。私の論文を引用してくれないのが、おかしいです。


最大の、Limitation にすら、議論されていませんので、これは、まだまだ非実用的でしょう。最終的には、EMFsと類似の効果を発揮するproteins を、見つける必要がある、との結論をだしています。そんなprotein、今は存在しません。EMFsも、磁気や電気であるとすれば、膵臓のような後腹膜臓器まで、届けるのは無理な話です。miceだから、可能だった話です。


Limitation of study が、大きすぎて、かなり将来の実現化には、まだまだ、何ステップの障害がありそうな理論でした。


ただ、言えるのは、「薬に依存しないで、非接触型治療方法で、糖尿病を治す、肥満を治す」という発想は、誰もがしているということだろうということです。


とはいえ、どの仮説にも、諸悪の原点は、「ミトコンドリア」とでてきます。ミトコンドリアは私の専門分野なので、とうとう、いろんな意味で、ミトコンドリアが注目されるのは、嬉しいことですし、だから、最新論文を紹介させていただきました。


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