ノーベル賞。肝炎の専門医はNASH, NAFLDへ
C型肝炎が治るようになりました。これで、C型肝炎は、怖くない病気となりました。
そういう治療が樹立すると、C型肝炎の発見は偉大な発見として認識され、C型肝炎ウイルスをみつけ特定した医師たちは、ノーベル賞をうけることとなりました。
ですが、そうなると、これまでC型肝炎の専門医達は、職を失うことになりました。誰でもが治せる病気になってしまったからです。つまり、専門性がなくなりました。
そこで、次に注目しているのは、NAFLDとか、NASHと言われる、脂肪肝、になります。
このNAFLD, NASHという用語の解説については、当院のナースに来週にでも、解説してもらうようにします。
そして、今年の日本糖尿病学会でも、そうした傾向が顕著となり、脂肪肝に対する治療や研究の報告、および、シンポジウムが増えるようになってきたわけです。
そして、脂肪肝に対する新薬として期待されているのが、glucagon/GLP1受容体作動薬です。これは、痩せる事が理論的に明らかな、ダイエットと併行して、脂肪肝を治せる新薬のはずです。なぜか、日本糖尿病学会では発表はないでしたが、海外の発表では、注目されていました。
