現役看護婦ゆり、さんが最も強調している部分
GLP1受容体作動薬、つまり、サクセンダのような薬剤は、
ちゃんとした治療薬の知識や処方経験をもっている医師から処方してもらわないと、怖い薬です。
この解説文の一行に、つきます。私も100%、同感です。医師の経歴をみると、美容系クリニックもあれば、東京大学卒業もあります。学歴も、専門性も、公開している医師はおりますが、GLP1受容体作動薬の専門家か? というと、違うという医師が多いのが、厚労省や種々の学会が危惧している点でしょう。
それに比べて、私には、沢山の治験の話がまいこんできます。
昨日も、某GLP1受容体作動薬の治験がまいこんできました。まだまだ、GLP1受容体作動薬については、新規の開発案件があるようです。
詳しい話はできませんが、この10年というもの、いつでも、世界最先端の新薬の治験をさせていただいて、経験および知識を、臨床現場でも得つつ、国際学会にいって学習もしつつ、友人や後輩達とも議論しつつ、経験を重ねてきています。
ブームだから始めた。要望が多いから、最近になって、にわか勉強して始めた、という医師達とは、医師としてのサイエンスレベルは異なります。
看護婦ゆりさんが言及している、「ちゃんとした医師」を、利用者の皆さんが、どう考えるか、それが最大の問題であろうと考えております。
すくなくとも、サクセンダの作用機序、副作用、安全性、有効性は、何もみることなく、しっかりと説明できる経験豊かな「糖尿病専門医」である事は、最低条件であろう、と私は、そう考えています。
