脳の糖尿病
アルツハイマー病は、「脳の糖尿病」とも言われ、予防においても、糖尿病と同様の、食生活、運動習慣、肥満改善が効果を示すとされています。そして、良質の睡眠習慣をとることも必要です。
いろんな病気が、「糖尿病」に関係して議論されるのは、糖尿病専門医としては、嬉しい限りです。
そういえば、Glucagon/GIP/GLP-1受容体作動薬の開発も、アルツハイマー病の治療薬として、期待されていました。昨年の、2019年の、欧州糖尿病学会のポスター発表にありました。バルセロナでの発表で、せっかくの旅行にきたのに、学会場で、ポスターを、ひたすら、にらみ尽くしていた日々が、懐かしいです。
糖尿病の発症予防 = 肥満の治療
であるならば、サクセンダの治療は、肥満の改善であり、アルツハイマー病の予防になっても、おかしくはありません。あと10年後くらいには、そうした学会発表が行われる時代になっているかもしれないです。
逆に、コロナ太り、を起こしている今は、肥満になることで、脳の認知力、判断力が低下しているかもしれないのです。なので、なおさらのこと、こういう時期には、しっかり「お勉強」しましょう。
東京では、どこにも外出できないので、今がチャンスとばかり、内科学会の、e-Learningセミナーをうけています。内科は、めちゃ、難しい科です。けっして、「美容整形外科」とは、一緒に比較してほしくなくて、このブログを、書いているというわけです。