糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

日本糖尿病学会からのアラート

日本糖尿病学会からのアラートメッセージがでました。
この内容については、糖尿病学会員として、100%、同感です。


特に、最近、美容整形外科系クリニックが発信しているPR広告には、医師として、目にあまる、偽情報が盛り込まれているようです。エビデンスのない情報が、増えてきています。国際情勢に精通している糖尿病専門医であれば、海外では常識の事や医学的知識が、日本の美容系クリニックでは、誤った内容でPRに利用されています。例えば、海外では「痩せるホルモンと呼ばれています」などというのは、完全な誤りです。海外では、「食欲ホルモン」と呼ばれているからです。正確には、「Appetite Hormone ]です。


あたかも、「運動をしなくても、自然に、痩せる」ような表現をしているPR広告も誤りです。サクセンダを注射している間は、しっかりと運動療法を併用する必要があります。


また、オゼンピックは、痩せる効果は証明されていますが、まだ、論文レベルです。サクセンダのような、正式な抗肥満薬ではありません。また、ビクトーザもしかりです。ビクトーザ1.8mgで、減量ができるというエビデンスも、一般健康人ではありません。唯一、存在するのが、「サクセンダ」による臨床試験の結果だけです。
ビクトーザを処方しながら、海外で承認を得ている、と謳っている美容系クリニックは、きわめて、怪しいクリニックだと考えます。


当院は、そうした社会情勢をしっかりと認識し、正しく、正確に、かつ良心的な医療サービス、臨床外来を構築していきたいと考えております。今後とも、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 HDC アトラスクリニック 院長 鈴木吉彦



 以下、糖尿病学会のアラート内容です。引用。


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             2020 年7月9日
              GLP-1 受容体作動薬適応外使用に関する日本糖尿病学会の見解


一般社団法人 日本糖尿病学会


今般、一部のクリニック等において、2 型糖尿病治療薬である GLP-1 受容体作動薬を、
適応外使用である美容・痩身・ダイエット等を目的として自由診療での処方を宣伝する医療広告が散見されます。我が国において 2020 年 7 月時点で、一部の GLP-1 受容体作動薬については、健康障害リスクの高い肥満症患者に対する臨床試験が実施されていますが、その結果はまだ出ていません。したがって、2 型糖尿病治療以外を適応症として承認された GLP1 受容体作動薬は存在せず、美容・痩身・ダイエット等を目的とする適応外使用に関して、2 型糖尿病を有さない日本人における安全性と有効性は確認されていません。


医師とくに本学会員においては、不適切な薬物療法によって患者さんの健康を脅かす危
険を常に念頭に置き、誤解を招きかねない不適切な広告表示を厳に戒め、国内承認状況を踏まえた薬剤の適正な処方を行ってください。
また、特に本学会専門医による不適切な薬剤使用の推奨は、糖尿病専門医に対する国民の信頼を毀損するもので本学会として認められるものでないことを警告します。


以上

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