アメリカ糖尿病学会のPoster発表からです。

37-LB — 2020 ADA
GLP-2 Regulation of Dietary Fat Absorption and Intestinal Lipoprotein Production: The Role of the Enteric Nervous System via nNOS Signaling

結論としては、食事から摂取された脂肪吸収や、腸内にリポタンパク質の産生に関与しているそうです。

Using a Syrian golden hamster model, our laboratory has revealed that intestinal hormone glucagon-like peptide-2 (GLP-2) regulates dietary fat uptake and increases CM production in insulin-resistant states.

残念ながら、GLP-2は、ダイエットとは無関係で、脂質代謝に影響するペプチドホルモンである、というのが結論でした。糖尿病で、特に、高脂血症治療の必要性がある場合には、将来の治療薬に繋がるかもしれませんが、今のところは研究段階でした。

学会なので、将来、必ず製品化、商品化されるものばかりが発表されているとは、限りませんでした。