３　糖尿病の生徒をもつ先生へ（ガリクソンから）

　もしあなたが糖尿病の生徒をもつ学校の先生ならば、その生徒についてはこう考えてほしいと思います。まず、先生もその子供と一緒に、糖尿病についてできるだけ勉強してがんばってみてください。

　もし学校でその生徒に低血糖や何かが起こったときには、先生は何をしてあげたらよいのかを知り、糖尿病というものに慣れるようにし、自らも低血糖についてよく勉強して、あまりオーバーに考えすぎたりしないでください。

　そしてもし、その生徒が砂糖を必要とするなら、『今は駄目です』といったり、彼の言葉を無視するようなことはしないでください。

　それからもし、その生徒が何かを成し遂げられない時でも、『うまくいかなかったね』といった態度を示してほしいのであって、けっして｢｣糖尿病だから』と、いってはいけないと思います。

ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの
ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著)
医歯薬出版株式会社

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