糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

地雷は致死的にならないほうが威力を増す!

ひさしぶりのブログ。コロナ太りは当然の事実になって、なおさら、何も書くことがなくなりました。きにいったAIがお薦めしてくれた記事から、一部、引用します。それが以下のQuoraの記事です。



新型コロナウイルスで今一番怖いのはなんですか? - Quora


この中の、岸先生のコメントです。やっぱり、同じ内科医なので、だから共感を持てるのかもしれません。Quoraは、私が「内科医」だということでAI学習しているようです。だから、私には「内科医」の回答を最初に読ませてくれているみたいですよ。



Kishi Minoru - Quora


タイトルをクリックすると別の人の記事にリンクされてしまうので、やむなく、全文コピーをさせていただきました。赤い文字の部分が、ぐい、と惹かれます。こういう病気の性質を考えながら、解説をし、比喩を模索し、回答を探していくのは、いかにも「内科医」らしいし、ちょっとだけ自分と似てるな、やっぱり内科医、と思えた部分でした。

じわじわと襲ってくる体重増加も、いっきに増えれば気がつくのに、じっくり増えるから気がつきにくいのかもしれませんし。その意味では、肥満やダイエットの比喩にも使えます。

伴侶(妻や夫)から「太ったね」と言われても無視しているのが「潜伏期間」、周囲の知らない女性(あるいは男性)から太ってますね、と言われて初めて自覚するのが「発症期間」。なかなか潜伏期間だけでは、ダイエットを始めにくいから、痩せにくいところが似ているような気がします。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆以下、全文、引用。☆☆☆☆☆☆☆☆


新型コロナウイルスで今一番怖いのはなんですか?


世界に甚大なる影響を与える病原体は、毒性の強いものでもなく、耐性の強いものでもないということを教えてくれました。

新型コロナウイルスは、SARSなどに比べて致死率はそこまで高くありません。また石鹸やアルコールで簡単に不活化するので耐性能力もそれほど高くありません。みんなビビってますが、奴らはあっさり石鹸で不活化されてしまうのです。それでも、世界中がこんなことになってしまいました。

感染してから潜伏期が数日、その後発症しても軽症が数日、合計10日間ほど軽症の間に周りに感染させてしまう
重症化してからが長い、週から月単位で病院の人工呼吸器などの医療資源を占拠する
ひとたびある医療機関で想定外の発生例が出ると病院の部門全体が閉鎖されます。当の患者さんは鼻かぜや軽いインフルエンザ程度であってもです。それで周りの医療機関に負担のしわ寄せが行き、周辺が立ち行かなくなります。

私は軍事には全く詳しくありませんが、地雷はちょうど兵隊の足や手など部分的に損傷を起こすが致死的にはならない程度の威力と聞いたことあります。そうすることによって、その負傷した兵を助けるためにもう一人兵が必要になり、それだけ兵力を落とすのに有用であると。

この疾患にもそのような印象を受けます。微妙な潜伏期と微妙な重症期間のため凄まじい破壊能力があります。
もし、このウイルスが発症すると直ちに死に至るような病であれば、病院にたどり着くこともままならず他の人にもうつす間もなく本人は不幸な転帰をたどりますが、地域や病院は守られます。

一方、重症化して呼吸器を使った場合に、良くなるか亡くなってしまうかが短期決戦の疾患であればまだこれほどにまで問題とならなかったと思われます。次々重症患者が押し寄せても、治療し回復するか残念ながらなくなってしまうか分かりませんがどちらかなら、次々と呼吸器を患者さんに使いまわし続けることができます。重症で挿管されたら、他の呼吸器系の感染症に比べて長く数週間良くも悪くもならずその呼吸器を含めた集中治療のリソースを占拠するという性質は、たった一人で貴重な集中治療のリソースを長期間奪い取るあたりかなり厄介な相手です。

重症患者さんは一定確率で発生すると思いますが、大多数は軽症です。その軽症例でさえも一度ある組織で出ると、濃厚接触者が全員2週間待機となっています。それにより、病院で一人出るだけで大幅な機能低下となっていますが、今後は病院だけではなく例えば社会インフラで一人発症して濃厚接触者が多数(接触者が元気であるにもかかわらず)自宅待機などが繰り返され、必要なインフラを継続させるだけの労働者が確保できなくなって、ライフラインが途絶するなどという可能性もあり得ます。重症で集学的治療がいるならまだしも、発症した本人は風邪程度の軽症であったにも関わらずこのような甚大な影響が出てくる恐れがあります。

乱暴な言い方ですが、一人出たら徹底的に次が出ないように接触者を十分に隔離する現行のやり方や、発症者や濃厚接触者に14日というインフルエンザなどに比べるとかなり長い隔離期間を設定するというやり方によって、病原体の恐ろしさ以上に社会破壊能力が高い印象を受けます。現在の徹底的に伝搬をさせないというやり方に対して、例えば発生しても二次発生は減らす努力はするがある程度業務に影響が出ないように閉鎖する部門を小さくするとか(日本の世論が同調してくれないかも)、発症者や濃厚接触者の2週間という待機・隔離時間をもっと短くするとか(CDCは無症状なら1週間でもいいんじゃないなんてい言ってますCoronavirus Disease 2019 (COVID-19))しないと、病原性や重症化率が大したことなくても、医療だけでなく社会インフラも崩壊するかもしれません。

追記しておきます。上記内容は医療機関などでの発症者に対する隔離対象となる濃厚接触者の範囲と期間を述べているのであって、私個人の見解として現在の国のやり方や今の緊急事態宣言中の日本の一般人の接触を避けるやり方を否定するつもりはありません。縮小してよいエビデンスがない以上現状はこうするしかないのでどうしようもないという現場の印象を述べたまでです。


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