糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

グラムで表現する痩せ薬: 抗癌作用??

メトフォルミンは、アメリカではオフラベルドラッグの抗肥満薬として、もっとも売られている薬剤のようです。それは、以下のPDFでも紹介しました。



アメリカ糖尿病学会(サンフランシスコ)では、以下の図が発表されてました。



糖尿病予備予備軍(PrePreDiaberes)を治療する、という国際糖尿病学会の時に、後ろの座席に座っていたアメリカからきた糖尿病専門医は、盛んにメトフォルミンを推奨し、2グラム、3グラムと、グラム単位でメトフォルミンの推奨量を表現していたのには驚きました。その当時、日本では1日750mgまでが上限でしか処方できませんでしたから。グラムで話すとは、と腰が引けたことを思い出します。


メトフォルミンは癌を減らすとされています。大腸癌などが減るとされています。ですが、大腸癌のリスク因子は、肥満や便秘などで発癌性物質が大腸粘膜に接触する時間が長いことで発癌され癌が増えるものと考えられています。であるならば、グラム単位でメトフォルミンを服用していれば、痩せるし、下痢をしやすくなります。メトフォルミンは量が増えると下痢をしやすくする作用があります。ですから、メトフォルミンは、その作用自体で、抗肥満作用があり、抗便秘作用があるわけですから、いろいろな作用機序を議論しなくても、純粋に、やせて下痢をする薬と考えれば、大腸癌が減ることの説明は十分にできるわけです。


癌が減れば寿命が延びます。


なので、メトフォルミンは長寿の特効薬、という話題を持ち出す医師たちもいるようですが、そんなことって想定範囲の話題かも、とだけはお話しておきたいと思いました。

×

非ログインユーザーとして返信する