糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

健康診断で問診票に困ったら。

「健康診断に行くのですが、問診票に血糖値を下げる薬やインスリン注射をしているかを問う項目がありました。こちらは「はい」と答えなければいけないでしょうか?」


というご質問をいただきました。代表的な質問だと考えます。本ブログの趣旨は、こうした代表的な質問については、SNSを通じてお答えさせていただくことですので、あえてブログやSNSを通じて広くお答えいたします。


以下が、私が糖尿病専門医として判断する正式回答になります。


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リラグルチドの自己注射製剤をもちいた、本治療は、ビクトーザあるいはサクセンダという製品をもちいて、行う「減量治療法」です。この治療法の場合には、主たる目的が「減量」であるため、上記のような健康診断における問診票に対しては「いいえ」、でよいと考えます。


一般に、血糖値をさげる薬は、通常は、糖尿病で低血糖を起こすようなSU剤(スルフォニルウレア剤など)を服用している場合をさします。インスリン注射も同じく、血糖値をさげる薬です。通常、血糖値をさげる薬剤といえば、SU剤かインスリン注射製剤のみですので、その2剤のどちらかを併用していなければ、血糖値をさげる薬をうけているとはみなされません。


厳密にいうと、GLP1注射製剤(正確には、ビクトーザやサクセンダなどのGLP1受容体作動薬)の単独治療においては、高血糖状態があればそれを正常血糖に改善はします。しかし、正常血糖である状態を、さらに低血糖状態にすることはないので、血糖値をさげる薬とはいいません。すなわちリラグルチド、すなわちビクトーザやサクセンダでは、低血糖はおこりません。


ちなみに、同じGLP1製剤であるバイエッタでは、低血糖が起こることがあります。もし、バイエッタを注射しているのであれば、まれにですが、軽度の低血糖はおこりますが、職場で問題を起こすような重症低血糖にはなりません。


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健康診断の医師に、もし聞かれたら、このブログに記載したとおりに、お話してみてください。もちろん、この回答は当院でGLP1ダイエットを行っている受診者のみに対しての文章です。


他の美容系クリニックで、お茶やビタミンC, 由来が不明なサプリメントなどを服用している場合には、その美容系医師たちの責任となります。お茶やサプリメントを扱っている場合には、低血糖を起こす可能性もある製剤が含まれているかもしれず、かならず、サプリメントを処方している担当医師に、問題ないかどうかを聞いておいてみてください。サプリメントは、GLP1ダイエットにおいては原則、不要な内服治療であります。あえてサプリを推薦する美容系クリニックは、怪しいとしか言及しようがありません。従って、そこで起こる弊害については、それを処方した医師が、全面的な責任をとわれるはずです。


図注:
以下の図のように、原則、GLP1受容体作動薬は正常血糖状態には戻しますが、単独治療では低血糖状態はおこしません。


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