未承認と未申請は異なる意義と知っておいてください。
日本では、肥満人口が少ないために、ノボノルディスク社は、日本では、サクセンダの承認申請をしなかったようです。
未申請は、かなり、政治的な要素、経済的な要素、費用対効果、など、様々な角度からの検討が必要になります。
先に申請をした、膵リパーゼ阻害剤の「オブリーン」も、申請して、ほぼ、全てのデータがそろっていても、承認されなく、武田薬品は、販売を断念しました。
肥満、は自己責任、と考える風潮が、厚労省や医師会には、根強いのでしょうか?????です。(昨今の日本医師会の発言をみると、そう思えてしかたがありません。)
そういう余波もあったのでしょうか? 同じタイミングだったので、ノボノルディスク社は、「申請」を断念したのではないか、と推測します。
実際、治験を行い、第3相、臨床試験を終えるまでには、数百億円以上の費用がかかるとされています。それが、すぐに回収できる見込みがなければ、製薬メーカーは、あえて、申請しません。だから、サクセンダは、申請されなかったのではないか、、と、思っています。
サクセンダ、を、「未承認薬剤」と呼ぶのではなく、「未申請薬剤」、と、そう呼んでいいかどうか、は、今度、また、ノボ社の社長にあえたら、まっさきに質問してみようと思います。