コロナ重症化予防としてのサクセンダ
肥満とコロナ禍重症化リスクとの関係について、ニュースがあったので、一部、コピペしてお届けします。サクセンダ治療は、コロナ禍に罹患した後でも、継続してもよいでしょうか?と質問されたら、どう答えたらよいのでしょう。
罹患する前に、治療をしておくべきで、罹患してからは、ステロイドの治療が始まると、中断するのか、しないのか、微妙な選択に迫られるようです。
https://dm-net.co.jp/calendar/2020/030602.php
なぜ肥満の人は重症化しやすい?
英国公衆衛生庁(PHE)は7月に、COVID-19に感染すると、体格指数(BMI)が35~40の肥満の人は、そうでない人に比べ、死亡する可能性が40%増加すると発表した。BMIが40を超えると、リスクは90%増加するという。
なぜ、肥満者は重症化しやすいのか? 感染症になると、炎症性サイトカインの分泌が増え、ストレスによるインスリン拮抗ホルモンの分泌も増加し、血糖を下げるインスリンが効きにくくなるインスリン抵抗性になり、血中のインスリンのレベルが高くなりやすくなる。
肥満自体もインスリン抵抗性を引き起こす原因であり、肺を直接保護するアディポネクチンと呼ばれる分子の減少など、さまざまな代謝異常に関連している。インスリン抵抗性や炎症などの代謝性の疾患は、感染症への耐性を低下させ、体がウイルスと戦うのを難しくしてしまう。
「肥満の人では血糖値が慢性的に高くなっていることも多く、これが免疫細胞の機能を損なうことがあります。さらに、肥満は心臓や呼吸器、腎臓などの臓器への負担も重くします」と、ケンブリッジ大学医学研究審議会の代謝性疾患ユニットのディレクターであるスティーブン オラヒリー氏は言う。
「肥満のある人は、食事や運動などの生活スタイルを見直し、医師や栄養士とも相談し、肥満の改善に取り組むべきです」としている。