1200人 私の東京の開業医としての「価値感」
1200人という膨大な患者さんに登録していただいて、では、価格を良心的な価格に変えようと何故、思ったのか、と質問されることがあります。
これは、ほぼ同じ数の外来患者さんを診察している東京という大都市の中心に位置するクリニックだから、という点が強くあります。
まして、当院は、「法人クリニック」ではなく、「個人クリニック」です。
なので、院長の価値感で、診察や診療を受けていただきたい患者数を選択したり、リピーターとして、これくらいの時間しかとれないから、ならば、ここで止めておこうという、価値感を定義することができます。
それが、当院では、1200人という数字であったというわけです。
(cf. プロ野球選手であれば、1年で、これくらいのヒットを打てば、来年も、このチームでプレイさせてもらえるだろう、、、そんなくらいの「価値感」です。)
この「価値感」は、父からの教育でもあります。
父に、1開業医って、何人くらいの患者さんの病態なら把握できますか?と昔、聞いたことがあります。
すると、その答えは、3000人、でした。
それもあってか、当院では、外来通院患者さんも、1200人? 最近、コロナ禍で減りはしましたが、検診とか、人間ドックとか、いろんな医療行為を含めていうと、合計で1800人くらいかもしれません。
そこに、1200をたすと、ちょうど、3000人になります。
そういう父の教えから、逆算した数値が、1200人という数でした。
さらに、東京の真ん中(都心)というのも立地としては恵まれています。
警察関係の法人が沢山、あるので、警察関係者が患者さんに多いのも特徴です。警察庁の長官が、私の外来に通院していて、私がその人を、長官だとは知らない事に、驚かれた事もありました(原則、患者さんの職業は漠然としか聞いていませんから)。そういう面で、治安もよくて、、、だから、料金の未払いもなく、踏み倒しもない、わけです。転売をするような患者さんが訪問することはなく、興味深いのは、ナース、医師、など医療関係者が患者さんの中に、めちゃ多いのです。
そういう「性善説」で医療活動を継続できるという環境も、沢山、影響しています。
さらに、東京中の、VIPと呼ばれる患者さんたちも、私のブログを読んでおられます。となると、「はしたないことはできない」という意識が生まれます。すごく「良心的でありつづけたい」、、と、そう思うわけなんです。
最近、1200,という数字の意味を質問される事が多くなりました。
なので、こうした理由は、しっかり文章にして、記載しておくほうがよいのかな、と思いつつ、書いてみています。考えすぎでしょうか???