糖尿病自己管理ノートには、ひな形がありました。
日々の食事をつけて、外来診察時に医師に、見せるための、「糖尿病自己管理ノート」を制作する前の、ひな形が押し入れから、でてきました。
この本を作るのには勇気が必要でした。というのも、東京都済生会中央病院の院長だった堀内光先生は、こういうツールを患者さんに創るのは反対だったからです。昔の発想で、あえて1冊のノートに線を縦にひくところから患者さんに教えないと、患者さんは楽してしまうので、治療中断に繋がりうる、というのが、堀内先生のお考えでした。
その当時、堀内先生に、「ツールを創るところから、始める、というのは、ちょっと考え方が古いです。」と進言しました。