GLP1 --> Exercise ↑--> SEX --> Orgasm ↑ ・R25
欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)で、こんな学会発表がありました。
え、こんなこと、糖尿病学会で発表するんだ、
日本ではありえない!という内容。
発信元はポーランドの学者。
Physical activity pretects woman with type 1 diabetes against sexual dysfunction. J. Flotynska, et al. EASD, 2019, P840
1型糖尿病がある状態では、
活動が低下していると、セックスの満足度が減る。
運動量が増えることで、
女性は、lubrication(濡れる)、orgasm(オルガスム) の回数が増える、
という内容。
The International Physical Acitivity Questionnaire (IPAQ) という、国際的な活動指数を図る質問中に、その2項目があり、1週間に、MET-分(1368MET-minutes/week) の活動をしている女性と、それ以下の活動しかしていない女性とで、2群間、比較をした結果、1週間に、1368 MET-分の活動をしている女性のほうが、lubrication も高く、orgasmも高かったそうです。
GLP1ダイエットをすると、身体が軽くなり、運動が好きになります。
その結果、性生活での女性の満足度が向上するという、理論的裏付けができます。
痩せると女性は妊娠しやすくなる、というエビデンスにも繋がります。
不妊治療にも、なりえるのです。
このブログを、不妊治療を保険制度化しようとしている、厚労省の関係者に、読んでいただきたいです。
PS
男性の内科医にとって、このような内容のブログ記事にかくには、超恥ずかしいでした。(汗;)よって、R25とさせていただきました。