糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

業界最高水準、保険診療にて処方。1か月に1回は通院、2週間後はオンライン診療。No1糖尿病専門医。Web診療。慶大医学部卒。

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

将来、サクセンダが1日40円の薬になる可能性は?

このブログは、品の悪い話題をとりあげるつもりはありません。ただ、糖尿病には糖尿病神経障害という合併症があり、その合併症の中に、ED(勃起不全)があります。糖尿病の合併症と考えれば、EDに対しても、保険適応薬としての承認があってもよいはずなのですが、肥満と同じく、EDは「なかば自己責任」という形で、疾患としての治療の必要性は個人の判断に任されています。


最近は、シルデナフィル、かつては先発品で「バイアグラ」が1錠50mgで、ファイザーから発売されていました。発売当初は1錠3000円でした。それでも、製薬メーカーの利益がほとんどでした。医師の手元には、ほとんど手数料、処方料くらいしか残りません。


それが、数年前(2013年、2014年)に特許が切れました。今では価格は半分以下、当院では1錠1300円くらいになりました。薬剤の卸値が下がったためです。ただし、あまり公けにはしていません。転配されて、六本木で売られると、困るからです。


ところが最近、女性用バイアグラがあるという噂を聞いて、ネットで調べました。確かに、薬剤名は、シルデナフィル、と同じ成分名です。ただしがきは、以下のようです。


バイアグラ50mg(国内に100mg製剤はありません。)の価格相場は1錠1,500円~2,000円なので、フェマレグラ4錠分に合うようにバイアグラ50mgを8錠処方してもらうと仮定すると、薬代は合計12,000〜16,000円となります。


と、あります。とりあえず、男性と同じか、と思っていたら、個人輸入のカートをみると、なんと、まとめ買いすると、1錠81円、という数字が目に入りました(以下の図表を参照)。これが、トランプ大統領が大統領選討論会で話しをしていた話題です。自由競争で、特許がきれると、「まとめ買い」をすれば、「水のように安くなる」というのは、本当の話のようです。しかも、100mgで、です。


もし、先発品であったのなら、3000円x2錠=6000円(シルデナフィル100mg)。だった薬剤が、同じシルデナフィル100mgで、1錠81円にまでに安価になるということです。なんと、最初の価格の1.3%にまで価格は安くなっています。


さて、ここからが本題になります。


もし、サクセンダがこの比率で安価になったとしたら、今、1本20000円(税込)ですが、その1.3%となると、サクセンダは1本260円になります。18mg入りで毎日3.0mgを注射すると、6日間でなくなります。ですから、1日は260円÷6日=1日43円。となります。


後発医薬品 シルデナフィルに関して、ファイザーが有する特許のうち、日本国内におけるシルデナフィルとしての物質特許は、2013年(平成25年)5月17日に満了、勃起不全治療薬バイアグラとしての用途特許は、2014年(平成26年)5月13日に満了しています。今は、2020年ですから、特許がきれて6年目です。それで、これだけ安くなるわけです


そうなると、「サクセンダ」の特許がいつ切れるのか、知りたくなってしまいます。
1日40円の自己負担でできる抗肥満治療、そういう時代になった時「サクセンダ」を日本国は承認薬とするべきである、という議論が起こってくるのではないでしょうか?


だって、他の生活習慣病の薬剤より、遙かに安くなるわけですから。


サクセンダを、医業というより商売としてしかみていない美容系クリニックでは、利益がでなさすぎて、その頃には、蜘蛛の子を散らす(大勢のものが散りぢりになって逃げていくことのたとえ)ようにして、このダイエット業界から去って行くに違いありません。


そして1日40円のダイエット法であれば、「一生、続けられるダイエット法」として定着していく可能性があります。そこが、最も大事な点だと思います。



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