詐欺師は詐欺師のマネをする。
同様の美容整形クリニックがあります。
これらのクリニックでも、8月には、厚労省からの注意勧告を受けているはずですが、糖尿病専門医ではないし、おそらく、美容整形外科学会からの勧告も無視しているのでしょう。皮膚科医は、皮膚科学会から勧告がこないので、それで、よしとして、この詐欺的な美容整形外科のマネをしていれば、免責されるのだろうと、たかをくくっているのだろうと思います。まず、偽情報を日本で最初に拡散させたのは、このPRをだしている、日本で最も怪しいクリニックです。このクリニックからは、沢山の患者さんが、私たちのクリニックに、騙された、という悲痛の声と一緒に来院されております。
1個前に掲載した皮膚科系クリニックは、この美容整形外科系クリニックが、平気で、こうした表示をしているので、2番手であれば、社会的に免責されるのだろうと、たかをくくっているのだろうと考えます。ですが、「抗肥満治療薬」として、承認されていないビクトーザや、オゼンピックを、あたかも世界で承認されているかの「商品」として、宣伝していることにおいては、100%、この行為は、医療機関としては、詐欺的な宣伝活動をしている、と断言していいと考えます。
つまり、これら、2つのクリニックは、ふたつとも、一方が詐欺的な医療行為をしているのだから、自分も詐欺的な医療行為をしても大丈夫だろう、そう考えているわけです。詐欺が詐欺のマネをしても、それは、認められません。常識だろうと思います。
そのうち、トランプ大統領のように、何個の嘘をついているのか、メディアに数えられることでしょう。