肥満と肥満症との違い
肥満はBMIが25以上。だけで定義します。
これに対して、
肥満症は、肥満によって、なにかしらの身体的障害、健康障害をもっている事象。
厳密にいうと、使い分けなくてはいけません。
肥満があっても肥満症はない、という人は、世の中に沢山、おります。
癌については、以前、解説しましたので、良性疾患について、あまり知られていない病気を並べてみます。
胆石症 (肥満にも伴い、急激なダイエットをした時にも、伴う)
静脈血栓症・肺塞栓症 (コロナ渦が肥満で悪化しやすい背景因子?)
気管支喘息
皮膚疾患
男性不妊
胃食道逆流症
精神疾患
高度肥満(BMI>=35)になると、
心不全
呼吸不全
静脈血栓
SAS(睡眠時無呼吸症候群)
肥満低喚起症候群
運動器疾患(膝を痛めるなど)
が、知られています。
サクセンダを長く治療していて、大丈夫ですか?という、ご質問が増えてきました。しかし、サクセンダは、こうした疾患、すべての予防的治療になるので問題はなく、むしろ、こうした疾患を治すためにも、サクセンダが薦められるというように、解釈するべきなのでしょう。