ナイスコントロール ガリクソン投手からのおくりもの 連載(19)
ガリーVSドクタースズキ
○ 普通人でスーパースター ○
Dr.鈴木 ビル、この本の制作に協力してくれて、本当にありがとう。
ガリー どういたしまして。糖尿病を、みんなによく理解してもらうことはとても大事だと思うし、このような企画を君が考えてくれたことには大賛成さ。
Dr.鈴木 初めて君に会った時、僕と同じ年代(ガリー30歳、僕32歳)だし、あまり温和そうなんで、正直いってビックリしたよ。だって、テレビで見る君の表情はきびしいし、怖いくらいなんだから。
ガリー 仕事の場所なんだから、そりゃ真剣さ。
Dr.鈴木 そうだね。でも、こうやっていると、本当に普通のアメリカ人だね。
ガリー よしてくれよ。体は大きいけれど、君と同じ普通人さ。
Dr.鈴木 でも、君はスーパースターだろう。
ガリー 自分のことをスーパースターだと思ったことはないよ。まわりの人はよく僕に気づいてくれるけど。それにハデにふるまうのは好きじゃないんだ。大リーグでも他の選手のように、遠征先で試合前にゴルフをするといった生活には興味なかった。
Dr.鈴木 君の趣味はフィッシングだよね。
ガリー そう。静かにつりをするのが大好きさ。
ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの
ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著)
医歯薬出版株式会社
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