糖尿病治療薬:マンジャロの処方をご希望の患者様の方々へ

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糖尿病の新薬:マウンジャロ(mounjaro)に関係した学術論文や、トピックス、ニュースなどを、要約して掲載していきます。糖尿病患者様の皆様の、学習用素材として、ご利用ください。

ナイスコントロール ガリクソン投手からのおくりもの 連載(9)

 そしてこの当時、僕の好きな大きなハンバーグのようなファストフードがあってそれをよくダッグアウトに置いていました。ファストフードならば、どこでも持ち運べますし、急用ができて食事がとれないような事態になっても大丈夫だからです。


 しかし、この食べ物はとてもニンニクの臭いが強いので、チームのみんなから、またガリーはあれを食べてきたな、マウンドの上まで臭いがするや、とからかわれました。これも僕はとまどいました。周りのみんなにどう説明したらよいだろう。きっと分かってもらえないかもしれまい。勝手にしろ、と投げやりになることも多かったのです。


  最初の内はこんな調子でしたから、生活もちぐはぐしていました。もちろん、チームのなかでも孤立してしまうこともありました。ですから、野球の成績もよくありませんでした。そしてデンバーの3A(日本でいえば2軍)に戻されたときには、すっかり気落ちしてしまいました。そして自分の夢はこれからどうなるんだろう、どうして自分はこんな病気にとりつかれてしまったのだろう、と言うことばかり考えていました。そして、初めの2試合は敗戦投手となってしまい、こういう自分に腹を立てるといった悩み多き日々が続きました。


  その内に、チームのみんなも少しづつ糖尿病のことを理解してくれ、僕に協力的になって助けてくれるようになりました。当時、僕と同じ部屋に住んでいた同僚も、彼の父が糖尿病になったから、といって僕の注射に非常に興味を持ってくれました。試しに彼が自分で注射をしてみたこともありました。また、僕の5年先輩だったクロマティは、ぼくのことを、ガリーではなく、シュガー(砂糖君)、とあだ名をつけてくれて、みんなのなかにとけ込むように、気をつかってくれました。彼は昔からちゃめっけのある男でした。


  この様な周囲からの励ましをしだいに僕は素直に、正直に自分の心でうけとめ、また少しづつ糖尿病との理解が深まっていくと供に、いつまでも落ち込んでばかりいてはこのまま人生の敗北者になってしまう。これでは絶対にいけない、と考えるようになりました。 そうして、糖尿病と一緒に夢の実現に向かわなければならないと決心しました。


No1の野球選手になるにはこのままではいけないんだ、まずNo1の糖尿病患者にならなくては、、


 この時、糖尿病でも大リーグでプレイしている野球選手が2人いました。だから僕は糖尿病を言い訳にしてはいけないんだ、と心に決めました。この決心をするまでには、いろんな苦労がありました。病気であることは、ある意味では楽なことでもあるのです。病気だから、糖尿病だから、といってしまえば済むような状況も沢山ありました。でも、それを言ってしまえば、その後は周りの人から、糖尿病患者のレッテルを押されてしまい、もう健康人の人と同じようには扱ってはもらえないのです。ですから、これから僕が一生この病気をもった人間として生きていくには、決してこの病気のことを言い訳にしてはいけないと考えたのです。こう決心した後、僕はそれまでに無かった自分の中の本当の自分にあったような気がしました、そして僕は勇気のある人間にならなければいけないと決心したのです。



ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの
ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著)
医歯薬出版株式会社



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